数年ぶりに冬の芦別岳へ。
そろそろ滑りに行きたいなぁと思ってたところ、前週にアバランチ族の族長こと横沈が好天の中で芦別岳本谷を滑走。
族長から情報と刺激をもらい気持ちが盛り上がってきたので、無限体力オジサンと共にアドベンチャーツアーを決行した。
当日の天候は微妙ながら、曇り予報で9時頃と13時頃に雲が薄くなりそうな予報。
ヘッデンを点けて朝の4時に出発。
何度か通っているけど、新雪がフカフカに積もっている芦別岳は初めてかも。ラッセルしながら、暗闇を進みます。
ダラダラとした冬尾根をゆっくり登り体力温存系で。
帰りの事があるからペースは抑えてゆく。
ここまで来ると、ぼんやりと山頂がお目見え。
結局、山頂までフルラッセル。
この時点では晴れていて視界も良好。
5時間半で山頂に到着。
予定通りに思えた。
さて、本谷に移動。
ガスってきた。
予報通りと言えば予報通り。
薄く太陽は見えるけど、雲が掛かって斜面の凹凸が見にくい。
暫く晴れ待ちをしたけど、待ちきれずにドロップ。
バフバフに雪が溜まった本谷は初めてです。
雪が多すぎて、逆に怖かった。
ロング&メローに本谷を滑走。
さて、ここからが核心。
お帰りコースのユーフレ谷へ
とにかく険悪。
所どころ深い穴が開いていて落ちてしまったら這い上がる事は不可能。
更に、左右から流れてきたデブリが折り重なるようになっている。。
ユーフレ小屋を過ぎてから地形は複雑になり、私たちを苦しめる。
何度となく際どいトラバースを繰り返すので疲労もMAX。
下るだけなのに3時間半以上も掛かるってどういう事よ。
険悪なユーフレ谷に入り込むと体力を吸い取られますよ。
その時々のコンディションで、渡渉ポイントが変わる。
以前に渡れたところでも、その年の気象条件や時期によって、渡れなくなっていることが多々あるのよ。
際どいルートばかりの険悪な谷。
その都度、ルートを考えていかなければ、帰還することが出来ない極悪谷なのです。
林道に出て、やっと生還できた喜びに浸る。
14時半下山。
振り向くと、山は晴れていた。。。
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