2023年3月26日日曜日

キロロ アポロング尾根

日曜日は、まったりと。
ロングハイクの疲れが抜けていないので、ご近所のお山でお手軽ハイク。
疲れが残っていても、家でおとなしくしているのはもったいない。
イレブンの河岸に出ると、全層で落ちてきたデブリだらけ。

天気はまあまあだけど、この後曇ってくる。
テクテクとアポロを目指す。

内回りの尾根から登って、奥のロング尾根を滑走。

カリカリからザラメのロング斜面。
メローで滑り応えがあるのでお気に入りなのです。
凹凸が分かりにくい感じで、平坦なバーンだと思って滑っていたら、最後に緩いノールの先に落とし穴が出現。
危うく落ちるところでした。
慣れた所でも油断は禁物よ。
誰もいない貸し切り山でのんびり過ごしました。

2023年3月25日土曜日

ポンネアンチシ山と余別岳 絶景の積丹周遊ハイク

天候が安定してくる3月になると、積丹半島の山々を眺めに行きたくなる。
しばらく暖かすぎるくらいの気温が続いていたが、ここに来て乾燥した冷たい空気が無駄に入り込む。
折角の晴れ予報なのに、気温が低い。
麓でも氷点下なので、当然山の上もカチカチ。
雪も降らないのにカチカチだなんてあんまりだよぅ。
どうせカチカチなら足元も軽いので、ロングハイク日和ということにしましょう。
今まで未踏だったポンネアンチシ山に行けちゃうかも、って事で向かってみました。

6:00出発。麓で-3℃。
スケーティングで行けるんじゃないかってくらいカチカチ。
林道を3km程進むと渡渉地点。
ドキドキしながら覗くと、水量が多くてゴーゴーと流れているけど、何とか雪は繋がっていた。
ここで渡れないと、本日のツアーが台無しになるところでした。
日中にはこのスノーブリッジも落ちているだろうから、ここを過ぎたら後戻りはできないのよね。

渡渉後、尾根に取り付きポンネアンチシ山を目指します。
尾根に乗ると、くっきりとしたクマの足跡。
たぶん昨日のものと思われる。

細いリッジ状の尾根を抜けポコを越えると、目的の山が現れる。
ハイシーズンなら遠いと感じる距離だけど、今日はノーラッセル。
近く感じちゃう。

緩やかな丘陵を歩いていると、あっという間にポンネアンチシが目の前に。

4時間ちょいで目的の山に到着。
標識とかが無いので、初登頂なのに意外と感動は薄かったりして。。
横から見ると、尾根の一部みたいだしね。
最初は、カチカチなのでホントに歩くだけ。
余別岳を踏んでから積丹岳へ行こうと思っていました。
  
しかし、日射がもろに当たっている面の雪が緩んできたので、もしかしたら余別岳の南東面ならイケるかも、と思い滑走することに。

11時過ぎ、余別岳に到着。

晴天の山頂で、のんびりと準備していると、二名のスキーヤーが到着。
お話しをしてみると、以前お会いしたフォロワーさん。
こんな所で会うなんて偶然ね。

暫し談笑してからドロップ。
上部は雪質硬めでしたが、すぐに緩んできたので足裏の感覚を確かめながら加速。
メロー斜面なので、かっ飛ばしていきます。
ヒャッホゥザラメで実に気持ち良い!
オマケの斜面も良く走るザラメ雪でスピードが乗って気持ち良かった。

今日は、この広いエリアをぐるりと周回。
とても贅沢な気分でした。

13:40下山。一回り19.8km。
ストップ雪も無く、快適ツアーだったので満足よ。


2023年3月19日日曜日

芦別岳 雲峰山パウダースキー

3月だというのに異常なほど暖かい日が続いている。
半ば諦めムードが漂う中、前日に降雪があった芦別岳にダメもとで向かってみた。

本日晴天予報ですが、爆風予報。
冬尾根から詰めていく。
半面山が近づいてくると時折突風が吹いてくる。
風下には、中々良い雪が溜まってますよ。

半面山を過ぎると、今までのモジャモジャ山から一転、別世界の様な急峻な山々がドーンと現れる。

面ツルでエェ雪溜まってまっせ。期待せずに調査目的でやって来たのでラッキー。
今日は爆風で芦別岳までは辿り着けそうにはないので、雲峰山でヒャッホーすることに決定!

丁度良い斜度によい雪。
ノーストレス斜面は、気持ち良くかっ飛ばせるので好きです。

登る時に見てた沢にも雪が溜まっていたので、オマケで半面山の沢を落としてみる。
ここもバフバフーでした。

しかし、ここから下が険悪なアドベンチャー沢に豹変。

一人では絶対に行こうとは思わない険しい地形も、仲間と一緒なら楽しいアドベンチャーになるのだ。

結果、予想外のヒャッホーパウダーだった記憶を消し去るくらい、インパクトの強い冒険沢でした。
麓までたどり着いた時の安堵感は、ハンパなかった。。



2023年3月18日土曜日

富良野岳華雲ボウル

 天気と雪、どちらを選ぶ?
と聞かれ、まだパウダーを滑りたいよねー
ということで、十勝岳エリアへ。

あまり天気は期待していなかったけど、天候もまあまあ良い感じ。
相変わらず景色が良いので、楽しいハイク。

まずはいつもの沢を一本。

登り返しで華雲ボウルへ向かって二本目。

更に移動して雄鹿の滝で三本目。

またまた登り返して、化物岩側の斜面で四本目。

滑り終わったら、おんせーん!

視界がある所でグルグル効率よく回して遊びました。

2023年3月11日土曜日

2023.3.11ニペソツ山南陵東斜面スキー滑走

二年ぶりのニペソツ山。
いつもは沢を詰めてデルタルンゼを目指すルート取りをしていましたが、今回はニペソツ山の南陵側から尾根伝いにルートを取り東斜面を目指す。

AM1:30幌加ダムを出発。
入り口から林道は除雪されている。
砂利が出ていてシール歩行が出来ないじゃないか!
車両の進入は禁止となっている。
簡易的なゲートなので侵入出来ないこともないが、ここはマナー良くルールを守ってシートラで歩行する。
途中、チェーンが掛けられたゲートがもう一個所あった。
結果的には、約3km先まで除雪されていた。
行きは時間稼ぎが出来たので良かったが、帰りも歩きだと思うと気が重い。。

峠を越え、橋を渡ってから尾根に取り付く。
尾根伝いに登っていると夜が明けニペソツ山が樹々の間からその姿を現す。

快晴無風。
とても眺めが良い。

森林限界を超えて標高を上げると、やはり下地の雪は硬く、その上にパック雪が積もっている。
目的の斜面が見えてきた。
今日の硬さで、あの斜度の斜面に入ったら滑落系かなぁ。
目的の斜面の手前にもエスケープ的な滑走出来そうなラインがありますね。
とりあえず、何とかなるかな。
南陵の南斜面はメローで気持ち良さそうだけど。

竜の背は、リッジ状でカッコイイ。
ラスボス感ハンパないですね。

尾根を詰めて山頂付近を目指してみたけど、この硬さでこの斜度でしょ。
何度も考え色々と迷ったけど、今のワタシには滑れませんね。
リッジの上では、怖くて途中で写真を撮る余裕すらなかった。

広尾根に戻って、南陵の東斜面を滑る事にしました。
十勝連邦を眺め暫し休憩。
気持ちを落ち着かせます。

エスケープ斜面もボトムに向かってノール状に斜度がきつくなっていくので先が見えない。
下から眺めるのと違って斜面に立つと中々の急斜面。
エスケープ斜面なんて舐めた事を言ってごめんなさい。
ここも立派なニペソツ山のエクストリーム斜面です。
慎重に滑走させていただきました。

ボトムまで降りると春の陽気。
空がとても碧い。

パパスライフも、滝が埋まっていて滑れそうだっただけに残念。
今はただ、指を咥えて眺めるのみです。

休憩していると、奥の東壁の方から、「ガランゴロン、ゴゴゴゴー!」って岩が崩落する轟音が響いていた。。
おー怖っ。やっぱり、ヤバいねココ。

お帰りは、いつもの沢からブル道を繋いでいつもの楽ちんルートで橋まで戻りました。
峠に登り返してポカポカな陽気の下、のんびりとランチ休憩。

そして、いつもならこの先はピョーッと幌加川まで滑っていけるところですが、途中まで除雪されているので、最後の3kmはテクテク歩きです。
これが中々辛い。
13:00下山。
幌加ダムから本日の入山者はワタシ一人。

自分のメンタルも技術も欠けていて、偉大なる山に完全敗北な一日でしたね。