2022年3月26日土曜日

岩内岳~幌別 海に向かってメロー斜面をクルージング

 風が強いし、暖かいし、当然、雪も降っていないし、夕方から雨だし。
そんな日に気持ち良く滑るには、メロー斜面をクルージングでしょ。

スキー場から入山。
すっかり春の陽気です。
気温が高くて暑い。
強風予報でも、風が吹いているお陰で逆に快適だったりする。

振り返ると、海が見えて良い眺め。

900mを越えると、カチンコチンの雪に。
チョットでも油断すると滑落します。
周囲では、おぞましいオッサンの悲鳴が響き渡っておりました。

核心部を突破すると、そこには絶景が広がっていた。

どこまでも続く真っ白な丘陵地形。
距離感覚がマヒしてしまいますね。
遥か向こうの山なのに、簡単に歩いて行けるような気分になってしまいます。

広くてメローな斜面を見つけ、ドロップ。
海に向かって滑り込む感覚はたまらんすな。

天候が崩れる前の高曇り。
薄日が差す中、気持ち良くクルージングできました。

2022年3月21日月曜日

羊蹄山喜茂別コース 疎林をメローライド

イマイチ予報の連休最終日。
前日には、たいした雪は降らなかった。
そうなったら、これからでも遅くない!
局所的に雪が降る予報の羊蹄山麓へ。

7時に入山。
登っているうちにモサモサと雪が降ってきて、先行者のトレースも消えてしまう程に積もってゆく。
午後から用事があるので、登りは2時間と決めて適当な所からドロップ。
ちょうど滑る時に降雪が収まり、視界が良くなってきた。
滑り出しは少し底付き感があったが、滑るほどに雪が深くなってフカフカのパウダーに。

尾根の疎林を麓までロングライド。
今日は1263mから534mまで。
こんな時でも、何だかんだで700m以上の標高差が滑れるステキな山です。


2022年3月19日土曜日

行き先に迷った時は、やっぱヨーテイっすね

三連休だというのに、天候はいまいち。
さて、こんな時はヨーテイにしておけば何とかなるのだ。
もう、最初から期待せずにね。

見た感じ1000mから上はガスっていた。
それなら、適当に疎林を滑って遊びましょう。

どこから入山しようか山の周りを走っていると、喜茂別登山口に2台分の駐車スペースが除雪されている。
ちょうど、ワタシのクルマを駐車することが出来たので、ここからスタート。

尾根の雪は中々良い感じ。
予定通り、視界がある所まで登って滑りましょう。
テクテク登っていると、徐々にガスが抜けて薄日が差してきた。
あれれぇ?
山頂もハッキリ見えますねぇ。
視界があるなら話は別。
途中で止めるのも勿体ないし、のんびり登ってきたので体力的にも余裕があるので、このまま山頂まで行っちゃいますか。

薄曇りで距離感を感じず、気付くとボッコに到着。

薄日は差したまま。
視界は良好。
せっかく登ったので、留産の沢を久しぶりに滑ってみましょう。

やや、パック気味。
ゲレパウ系の雪ですが、気にせずドロップ。
上部は薄日のお陰で凹凸が見えたので滑りやすかった。
途中、休みながらロングな沢を滑走。
沢の下部は、日が陰り凹凸が見えなくなってショボイ滑りでしたけど。

下山すると、予報通り風が強くなってきた。
この後、一気にガスが下りてきて山は見えなくなった。

幸運にも良いタイミングで滑走することが出来た。
無欲で登ると、たまには良い事もあるのね。

2022年3月13日日曜日

大雪山東岳 標高差700mのビック斜面をスキーで一筆書き

大雪山の東岳にあるビック斜面を一筆書き。

ここの山頂直下にある標高差700mのビックラインをスキーで滑る。
数年前のGWにこの場所を訪れてから、いつかはパウダーシーズンに滑ってみたいとおもっていた斜面。
メインの沢は何度か滑ったことがあるけど、やはりエクストリーム感のある山頂直下のカッコいいラインを滑りたい。
どうしても滑ってみたかったのだ。

東岳は、その名の通り大雪山の東側にあって、滑る斜面も東向き。
雪が溜まるから、天気が良い時に行けばいつでもパウダーじゃん。
って思うかもしれないけど、ここは違う。
東岳の西側は平らな台地。
更にメインの沢は緩やかに傾斜が深くなっていく地形なので、吹き込んだ風は山頂で巻き込まずに、そのまま風が通り抜けてしまう感じなのです。
今まで、何度もこの日だ!というような時を選んで訪れてはみたのですが、雪が溜まった後でも斜面が風でパックされていたりして、中々パウダーにありつけないでいたのです。

今回も前日は風が吹き荒れていたけど、強風ではなく爆風。
もしかしたら爆風が吹いた後だと、乱流が出来て山頂直下に雪が溜まっているのでは?と思い、早朝に出発。

本日の予報は、弱風かほぼ無風。
午前10時ころまで高曇り。
その後晴れて11時ころからピーカン予報。
自分の歩く速度を計算して、5時前に入山。
11時にはドロップするのだ。

林道を歩き、東岳が見えてくると予報通り高曇りだ。
山頂も斜面も良く見えるので気分が高まってくるね。

気温はマイナス7度くらい。
雪も良い。長い道のりをソロでフルラッセル。

山頂が近づいてきた。
メインの沢を登りながら、目的の斜面をじっくり観察。
沢は風の影響で、半分から上はパック雪。
ところが、山頂直下の二本のシュートはパウダーですよ。
前日の風向きが丁度良く、巻き込んだ雪が溜まっているのだ。
これは、当てちゃいましたかね。
10時半。空も晴れてきた。
山頂直下の斜面は、やや南東向き。
日射が当たり時間が経つと、雪が腐ってしまう。

しかし、今日は滑走直前まで曇っていたので、雪が保存されている。
久しぶりに、全て計算通りに事が進んでいる。
山頂に到着すると、見事な快晴ピーカンに!

このデカイ斜面に向かって予定通りの11時にドロップ!
いつ雪崩れても回避できるように、最初は慎重にターンをコントロール。
足裏感覚を確かめながら徐々にリミットを解除してターンを刻んで行く。

最後はすべてを解放してノーストレスライド!

このビック斜面を、独り占めで貸し切りなんて。
もう、最高です。

山頂直下の2057mから沢底の1352mまで標高差700mをノンストップ。一筆書き。
ご馳走さまでした。

暫く余韻に浸りながら、のんびりランチ。
数年越しの宿題が片付きました。


2022年3月6日日曜日

両古美山 南東ボウルBCスキー

 天候が微妙な時にミラクル晴れスポットにハマる両古美山へ。
風が収まってから新たな降雪もあり、当たりの予感。

既に春の雰囲気。日射が強くて暑い!
もうガマン出来ず途中から半袖で歩きました。
目的の斜面は南東向き。
天気が良いのは嬉しいけど、この様子だと急がないと雪が腐っちゃう。
急いで準備してドロップ。

ややクリーミー。広くて気持ち良い斜面でした。

登り返して、裏側の北西斜面へ向かいます。
鬼の直登でワタシを苦しめるオジサン。

こちらは、フカフカな雪。
メローで気持ち良い疎林。標高差200mほど。

更に登り返して、お帰りにもう一本疎林を滑走。
こちらは、日射の影響でモナカっぽい雪。
でも、気にしないでピョーっと滑っちゃうのだ。

このエリアは一日中、我々だけの貸し切り。
静かな山での、のんびり山スキーは最高ですね。

2022年3月5日土曜日

羊蹄山 比羅夫コース クラックは飛び越えて回避

 本日、爆風につき大荒れの予報。
正確には、6~7時くらいから、より強い南風が吹き荒れるそう。
日中は予定が入っているけど、スキーはしたい。
どうせなら天候が荒れる前に滑ってしまいましょう。
という事で自宅を3時半に出発。
5時に比羅夫コースから入山。
タイムリミットを決めて、時間になったらドロップ。
今回はこの作戦で、スキーを楽しむつもりでした。

読み通り、こちら側の斜面は風が穏やか。
6時40分、1000mまで登ったところで風が強くなってきた。
森林限界を超えたところでは雪煙が舞っている。


今日はメローでも滑れるだけで満足なので、早速ドロップ。
快適斜面を滑っていると、面ツルに見えていた斜面全体を横切るようにグライドクラックが出現。
咄嗟に飛び越えて回避。

今シーズンは積雪が多い分、クラックはとても深かった。

緩斜面とは言えども、今季は札幌のモエレ山でもクラックが入るくらいですからね。
普段から、何があっても危険回避が出来るように身構えていたのが良かったのかな。
何事も無く済んで良かった~

現場はこの辺↓
皆さまご注意を。