2019年3月31日日曜日

羊蹄山 京極コース

前日の疲れも残っており、朝目覚めた時にはあまり気乗りしなかった。
とりあえず、天気チェックをすると高曇りだけど意外と天気は良さげ。
お手軽に済ませたいけど、パウダーは滑りたい。
て事で、気分が続くところまで登ってみる。

カチカチ雪の上にサラッと新雪が積もっている。
雪はサラサラしていて滑る分には十分だ。

本日は1400mまで。
そこから900mまで一気に滑り降りる。

お手軽に済ませても、標高差500mも楽しめるステキな山です。

2019年3月30日土曜日

大雪山 黒岳沢エクストリームスキー

本日は緑のオジサンがいつものビッグ斜面に連れていってくれるって言うので、気軽な気持ちで山へ向かったのだ。
ところが稜線にでると爆風だったので、行先を変更。
2本ほどメロー斜面を滑って辺りを見渡すと、そこは超険悪で狭い沢の中だった。

緑のオジサンはパンツを二色持っているのだが、今日は危険色のオレンジ。
そういえば、オレンジパンツの時は、いつも極悪な藪ジャングル探検だったり、危険な所へ行く時のサインだった。。
時すでに遅し。。
隊長はヤバい所をグイグイ進んで行く。

そんな所、落ちたら死んじゃうよ~
これから、そこを登らなければならないんでしょ。。
怖いよ~
滝やら崖やら次々とスパルタ的なアトラクションが現れる。

他人がヒイヒイ言う姿は面白いので、パパラッチ。

山の上は爆風で雪煙が舞っている。

沢は奥へ進むにつれ急峻で狭くなってゆく。

アトラクションの上ではパパラッチおじさんがニヤニヤして待ち構えている。。

こんな所をよく登ってきましたね。。

途中で、誰かが「ここで止めよう。」って言ってくれるのを待っていました。
しかし、ヒイヒイ言うオジサン見たさに登っていたら、気付くと稜線手前のドロップポイントに到着。

上部はパック雪で、ややテクニカルな雪質。
しかもスティープ&タイトな渓谷。
ドキドキしながらドロップ。



崖の手前では一旦停止。そして安全確認。

滑り終えるまで緊張の連続。
数年前からの宿題が片付きましたね。
おめでとうございます。

ようやく安全な所まで降りたと思ったら、今度は渡渉トラップが待ち受けている。

罠にハメられるオジサン達。
オレンジパンツには気をつけろ!
が、我々の合言葉だ。

まさにハイリスク、ハイリターンなアドベンチャーでした。
ここは雪崩れたら全く逃げ場は無いので、命の保証はありませんよ。。

2019年3月24日日曜日

パウダー復活祭 継続中

天塩岳から帰宅すると、自宅前にも15cmくらいのフレッシュパウダーが健在。
翌朝にも雪が積もり、窓の外を眺めると中々良さげなコンディション。
つう事で、家族とのお出かけ前に近所の山で一滑り。

時々、青空が訪れる。

シュートは全層系で雪崩れているので、地形ウネウネ系のオープン斜面で遊びます。


沢底までノーストレスのふかふかパウダー。

帰りの渡渉ポイントは、数日前の暖気のせいか落ちている個所が多かった。

2019年3月23日土曜日

天塩岳 春のパウダー復活祭

3月も後半になり雨が降ったりして気温が高い日々が増えてきた。
暖かい空気が入り込み、低気圧が抜けると寒気が吹き込む。
一気に気温が下がり、山には雪が降った。
山の雪は蘇ったのだ。
残り少ないチャンスを逃してはならない!
我々は粉雪を求め天塩岳に向かった。

林道にはフワフワな雪が積もっている。
期待が高まるね~

尾根に上がり天塩岳を望む。
山頂はガスっているが薄い。
メイン斜面の視界は問題なしよ。

ハイマツ帯を抜ける隊長とウルトラマラソンランナー

山頂は風がビュービュー
以外と近かったね~ と、感じる今日この頃。

風下側は雪がバッフバフに溜まっています。
雲量は多いが一瞬の切れ間を狙ってドロップ。

ロングで気持ち良かったっす。

登り返してデザート斜面へ移動。

こちらの方がメインか?と思うくらい、地形がオモローな疎林系。

すっかり冬に逆戻り。
週末にタイミング良く雪が積もってラッキー!

2019年3月17日日曜日

西暑寒別岳 北東デルタ尾根エクストリームパウダースキー

利尻帰りのオジサンに「明日どこ行く?」
って尋ねると、
軽~く一言、「暑寒別にしますか。」と、答えが返ってきた。
もちろん、この時期の暑寒別=西暑寒別とワタシは解釈した。

スタートは遅めに8:20入山。
先行の入山者も多数。ありがたくトレースを利用させていただきます。
暑寒荘までダラダラと進む。
しかし、この区間で雪がベタベタとシールにくっついて体力を消耗。
このまま体力を消耗するとドロップポイントまで辿り着けない可能性が出てきた。
体力計算が狂ってしまった利尻帰りのオジサンには、そこまでラッセルする体力は残されていないハズ。
遠回りだけど、このまま暑寒別に向かうトレースを利用させていただきます。

目的の斜面は遥か彼方。。

距離ばかり長くて中々高度が上がらない。
海外の様な迫力ある眺めだけが救い。

とにかく長い、直接西暑寒別に向かった方が良かったのか、
いやラッセルしていたら今日の体力ではバテていたハズ。。

ヒイヒイもんで暑寒別山頂をパス。

暑寒別を過ぎると、天候待ちをしている先行パーティーに追いついた。
よく見るとお知り合い。
こんな所で奇遇ですねぇ。
ラッセルありがとうございます。
ほぼデットマン状態のオジサンもここで復活。
若者から元気を頂いて、我々は西暑寒別を目指します。

素晴らしいロケーションの中へアラマンがドロップ。
気持ち良さそう!

続いてワタシもドロップ。
ストレス系のエクストリーム斜面から下部に向かってストレスから解放されるヒャッホー斜面へ。
変化があってオモロー!


色々と思い入れのある斜面だけにパウダーシーズンに滑走出来て良かった!

思い起こせば、山スキーを始めたばかりの頃、
単独で抜け駆けして西暑寒に登った時に、誰も来ない貸し切り山だと思っていたら、山頂手前で後続者に追いつかれたことがあった。
ファーストを奪われる!と、焦って登ったがすぐにバテてしまい、休憩してたところにニヤニヤしながら追い付いてきたのがアラマン。
その後、何度もこのエリアに通っているけど、この斜面だけは何か特別な思いがある。

今日はロングでした。
完全燃焼しました。
下山後魔法のブーツを脱いだら、一気に20歳くらい老けてヨボヨボ爺さんになってしまいました。
今回、バリアフリーについて考えるきっかけにもなりましたねぇ。。

2019年3月10日日曜日

森の中の雪は良い 富良野岳疎林パウダー

前日は爆風で気温も高かった。
難しい選択、果たして山に雪は積もっているのか。
行先も決められないまま、目覚ましだけをセットして就寝。

朝、起床してお天気データを収集。
雪が降っていそうなのはカミフエリア。
悩みに悩んでアラマンが前乗りしてるカミフへ向かい合流する。

朝はガスガス。
一縷の望みをかけて三段山へ向かったが、カチカチ山。
やはり、ダメなのか。。

「森の中の雪は良い」の法則を信じ、ダメもとで富良野岳へ移動。
恥ずかしながら、ここのメジャースポットは初体験。
へぇ、ココってこんな風になっているんだ。
ドキドキ。

やはり、森の中には雪がある。
フカフカして気持ち良さそう。
ドキドキ。

アソコの尾根には雪が溜まっていそうですよ。
ドキドキ。

青空もキターー!


バッチリ溜まってました。
ありがたや、ありがたや~

登り返してもう一本。
青空の下、気持ちイイー!

諦めずに来て良かった~
ごちそうさまでした。

2019年3月3日日曜日

ニペソツ山デルタルンゼスキー滑走 ヒャッホーパウダー日帰り山スキー

今週は土曜日が仕事出番。午後からでなければ行動出来ない。
天候も春が近づき安定系のビックマウンテン日和だ。
悩んだ結果、土曜日を移動に使い日曜日をフル活用して遊ぶことに決定。

幌加ダムの除雪最終地点にクルマを駐車して仮眠を取る。
日曜日AM1時行動開始。暗闇の林道を進む。
気温はマイナス15度。寒い!
けど、雪は良い!
出発地点から数キロは5cmくらいの新雪の下に踏み込むと少し沈むモナカ雪。
微妙に体力を奪われる。
この辺りの降雪状況だと大したラッセルは無いと読んでいたが誤算だった。
森林の密度が濃く倒木も多い為、いつもの様に森の中をショートカット出来ない。
仕方ないので、余計な事を考えずに無心で林道を進む。
後から考えると、この林道歩きの時に張り切りすぎて少しオーバーペースだったような気がする。

林道を離れてもまだ周囲は真っ暗闇。
渡渉も真っ暗だと少し緊張する。

三又を超え少し進むと周囲が明るくなってきて日の出を迎える。
そして、まだまだ密度の濃い樹々の向こうにニペが姿を現す。

新雪も増えてきて10~15cmくらい沈むラッセルになってきた。
ロングツアーの単独フルラッセルは中々疲れるでござるよ。

更に進むと視界が開けてきた。
朝日に照らされた迫力満点のニペソツ山がオラオラ顔で睨みをきかせてきますよ。
久しぶりにビビリましたよ。ホント。
眺めると幾つものエクストリームラインがある。
凄い!凄すぎる!圧倒的な景色で思わず声が出てしまう。

ずっとラッセルをしてきて追い打ちをかける様に稜線手前の急斜は30cm以上沈む新雪。
ここで完全に体力を奪われました。。

稜線に出ると大雪山から十勝連峰までクッキリ丸見え。
皆さんヒャッホーしてますか~!

ここに来て、序盤のハイペースが祟り、関節の潤滑切れで膝が痛んできた。
山頂までもう少しだけど、一歩一歩動かすたびに激痛が走る。
幾つか落としてみたいラインがあった。
しかし山頂まで行ってこの状況でラインを落とせなかった場合、ハイマツや岩ゴロな斜面を痛む膝で戻るのは無理っぽいすね。
今日のワタシには東壁を滑る資格は無いと判断。
雪も溜まっているし、デルタルンゼでヒャッホーする事にしました。
っつう事でセーフティーな斜面のデルタルンゼへドロップ!


クリーミーでよく走るパウダーでした。
コンディション的にも当たりです。
とても気持ち良かった!

ゲフゥ。
ご馳走様でした。
ロケーションも最高!

今回、色々と実りのある調査が出来たので、そのうちまたニペさんに逢いに来ますよ。
それまでに修行をして出直しますよ。

帰りはストップ雪と雪下駄と膝の痛みに耐え、ゾンビの様になりながらヒィヒィもんでクルマに戻りました。。

行動時間12時間40分。移動距離24.4km。
流石に疲れた~!