2019年12月29日日曜日

羊蹄山 ピーカン喜茂別のクリーミーパウダー

雪が少ない影響で、限られたスポットへパウダーに飢えた人々が集中。
朝の時点でクルマがイッパイ。
でも朝に横着して(除雪せずに)駐車しようと試みてクルマがスタックした時に、周囲の方々が親切に助けてくれました。一人だったら、こうも簡単には脱出できませんでした。
人情味のある人たちに感謝感激。

そんな中、人々に紛れて入り口に佇んでいたアバランチ族の幹部を発見。
羊蹄を知り尽くしたオジサンにガイドをしてもらう。
道具の手入れを怠った祟りか、ビンがグラグラしている模様。

でも、すぐに追い付いてくる。
更にその背後からエクストリームな若者も追い上げてくる。

どうしても、ビンのグラグラが気になる石ちゃんに工具を貸してくれる優しい人たち。
山を愛する者は、イイ人達ばかりです。

本日の一本を決める為に、板を労わってシートラで登ってくる。
ビンモゲだけは避けたい模様。
登ってくるその力強さは尋常ではない。
走って登る様にリクエストしたら、律儀に応えてくれるお茶目なオジサンでもある。

結局、山頂までシールで登れた。

山頂はメチャクチャ寒かったっす。
まだ積雪は少ないけど、山頂から雪は溜まっている。
これは気持ち良いヤツですよ。ウヒヒ!
また、当てちゃいましたかね~

ピョーっと滑って行くと、沢の下部には沢山の人がドロップの準備をしていた。
もしかして、喜茂別史上最高の入山者だった?
ギャラリーが多いので、少し張り切ってデカいターンで滑っちゃいます。

前を滑るテレおじさん。
足が速くて全然追い付かず。。

クリーミーで気持ち良い一本でした。

脚を使い果たした我々にとって、ギタギタになったお帰り斜面は地獄のツリーラン。
石ちゃんは全然疲れ知らず。
やはり、一般人とは鍛え方が違うようですねぇ。

2019年12月22日日曜日

イワオヌプリ ゴツゴツ山のトゥルトゥル斜面

例年になく雪が少ない。
トゥルっとしたところを滑ろうと思っても、まだ選択肢が少ない。
てな事で、愉快なオジサン達と本日は草が生えていないゴツゴツ山へ。

周囲は曇っているけど、ココだけ周期的に晴れサイクルがやってくる。

外国人ツアー客が圧倒的多数を占める。
登りのトレースの斜度を上げると手こずる彼ら。
彼らは直登がニガテらしい。

遅めの入山なので、
ギタギタになっててもいいや~
と、広いココロで登っていたら何故か目的の斜面はノートラック。
雪が溜まっていてバフバフ。
遠慮なく頂きま~す!
時々、岩を踏んじゃうけど気にしませ~ん!

コケてクラッシュしても大丈夫。
だって雪がフカフカなんですもの。
失敗してもやり直せる。
結局、登り返して3本。
ご馳走様でした~

そして、今シーズンも愉快なオジサンと、
こんなやり取りが繰り広げられるのだ↓

K隊員
A隊員
K隊員
A隊員

という事で、今シーズンも面白くなりそうです。

2019年12月15日日曜日

劇的な晴れパウダー! 羊蹄山テラスの沢

気象予報を信じて今週も羊蹄山へやってきた。
午後から晴れてくるのよ。
こんな感じに。

沢の下部は前日くらいに発生したものと思われる、新しいデブリの痕跡があった。
ガスって光が少ないので分かりにくいですが、目を凝らすと一帯はデブリで覆いつくされている。
ここは雪崩の巣なのです。
恐ろしや~

ガスガスだけど想定内。
午後にかけて天候が回復してくるので、それを信じてのんびりと登る。

沢の上部に到着すると、またまた劇的に晴れてきた!
さっきまでガスガスだったのがウソみたいです。

美しい雲海、天国のよう。

ドロップポイントへ移動するオジサン。
今日もオレンジパンツ。
よくこんな危険な所降りて行くよね~。。

バッチリ晴れちゃいました。
これは最高に気持ち良い斜面ですよ。
雲海へ向かってドロップ!


またまた当てちゃいましたね~。
斜面はノーストレス。シ・ア・ワ・セです。

夕日に照らされた斜面

お帰りのデザート斜面もノートラック。
羊蹄さんを満喫した一日でした。

2019年12月14日土曜日

尻別岳西斜面 笹斜面なんて気にしない

今日は気温が高い。
雨予報だったので、おつまみ系の斜面へ。

最近老眼が進んじゃったのかね。。
遠景では面ツルに見えたんだけどね。

でもね、オレンジパンツのオジサンに今まで過酷な藪ジャングルへ連行されてきたので、このくらいは全然気にならない。
いや、むしろ笹パンチ来いよ!
もっと、かかって来いよ!ってな感じで余裕ですわ。
ドロップする時にはガスも晴れて、地形がクッキリ、ハッキリ。
オモローな地形なんでアイテム多数。
雪が重くて、後半はヒイヒイもん。
何とか完走したけど。。

もっと、余計な動きをしてアイテムで遊べるように体力を付けないとね~

2019年12月7日土曜日

初冬の羊蹄山 ヒャッホーパウダー

12月になって強い寒気が流入。この一週間、良い感じで雪が降ってくれた。
そして土曜日には天候が安定。
絶好のアレですよ。アレ。

登山口からフカフカのフレッシュスノーが積もっている。
笹だの藪は気にしないことにしているのでこれくらいは問題なし。

フクロウさん。
首がグリグリ回ってた。

登山道を外れ、来る者を阻むヤビリンスへ
ヤビリンスは我々の体力を奪ってゆく。。
安易に足を踏み入れようものなら、脱出不可能に陥るのでご注意。
流石にこの厄介なヤビリンスにはヒイヒイもんでしたよ。
そして、突破する悦びを噛みしめるアラマン。
普通じゃ物足りないイカれたオジサンです。

ヤビリンスを抜けると。
見えてきました、目的の斜面。
斜面は仕上がっておりますよ。
上の方はガスっているけど、この後晴れる予報。

そして、登っていると劇的に晴れてキターーーーーー!!

晴れ間を逃さずドロップ!


ご馳走様でした。
何度も見返して自己満足に浸るのです。

滑り終え、休憩してると、またガスって来た。
なんてツイているんでしょう、ワタシたち。

沢に刻まれた夢の跡。
ちなみに、
途中、氷の塊を踏んで20mくらい吹っ飛んでワープしてます。
油断は禁物よ。

2019年11月23日土曜日

飛行場から余市岳調査

今日のプランは、隊長から「偵察メイン、あわよくばパウダーにありつこう。」って作戦を言い渡されたのだ。

札幌国際から入山。
藪漕ぎは覚悟していたけど軽い散歩程度に考えていた。
暖かいし、天気も良いからね~

この暖かさのせいで、ボロ雑巾シールは雪が引っ付きゲタ状態に。
ヒイヒイ言いながら隊長ペースダウン。
もしかして、このままリタイヤor遭難?
そんな隊長の必殺技、ノーシール歩行。
シーズン初めからいきなり出すのかい!

シール無しなら雪下駄も関係ない!
シール無しでもガシガシ坂を上ってゆく不思議な板。。
ホント不思議。。

飛行場に出ると余市岳が、「おいでおいで」してます。
遠くから見ると、滑れそうなラインが沢山ある、ように見える。

飛行場に出るとスケーティングでペースアップする隊長。
平坦とはいえ、緩く登っているんですけどね。
あくまでも、ノーシールを貫く男前な隊長。
うぉ~い、待ってくれよぅ~

ポヤポヤしてるけど全然イケそうです。

夏道の案内板。

コルから肩の上まで登りました。
覗いてみると裏側は男前な剛毛地帯。
遠くから眺めるのと、近くで見るのとでは大違い。
中々、藪が濃いっす。

裏側は諦めて、表側のポヤポヤうぶ毛地帯を選択。

この辺は気温も氷点下。粉雪ですよ。
お陰でパウダーにありつけました。



滑った後は、また平坦な飛行場を歩いて帰る。

往復10km。
シーズン初めなのに、思いのほかガッツリ歩いてしまいました。

2019年11月10日日曜日

安政火口~三段山コル ほぼ雪山訓練でシーズンインですよ。

本格的な寒気が入り込んだお陰で、ようやく雪が降ってきました。
ウキウキしながら凌雲閣駐車場へ。

そして、いつものオジサンと合流してシーズンインです。
ボロ雑巾みたいなルーシーをいつもの様に張り付けて出発です。

まだ雪が少ないので、登山道を従順に進みます。

ん。今日はオレンジパンツですな。
まーでも、シーズン初めだしウエアとか汚れても良いものを普通選ぶよね。
オイラもそーだし。気にしない、気にしない。

安政火口付近は地熱で雪が融けているので、尾根側へ移動。
岩がゴロゴロ。険しくなってきます。

沢の奥へ進むと、岩壁出現。進退窮まる。
それでも目標がある限りひたすら突き進むオジサン。
滑落しないよう、慎重に崖トラバーで巻いて登る。
オレンジパンツのオジサンはスリリングな場所を的確なルートファインディングで進んで行く。。
そう、今日は危険色のオレンジパンツなのよ。
やっぱりアブナイ所へ行くのね。。
雪の下に隠れている岩を踏むとツルツル滑って、滑落しそうで怖かったわ。
もうこれ、ほぼ雪山訓練す。。

コルに着くと丁度お昼時。
いつものスタイルで風を避けて昼食タイム。

コルの反対側は期待してた程、雪は溜まっていなかった。
っつう事で、登ってきた沢へ戻ってドロップ。
まだ地形が出ているので長く通す事は出来ないけど、とりあえず初滑り。
シーズンインしました。

気温はマイナス9℃。
本格的な冬山ですよ。
でも、この雰囲気が好きなのです。
なんか、始まったなぁって感じ。
初日にして、すべての要素が詰まった、内容の濃い山行となりました。
カラダも早く冬仕様に切り替えないとね。
少し滑っただけで、太ももがパンパンでした。