2021年7月22日木曜日

トムラウシ山 クチャンベツから日帰りピストン

今回は、雄大な大雪山のロングトレイルを満喫。
クチャンベツ登山口から朝3:50スタート。
すぐに周囲が明るくなり日の出を迎える。

沼の原に出ると、ヘブンチックなハイキングの始まりです。
ここから、あそこに見える山を目指します。
ひぇ~、よく考えてみると遠いなぁ。。

既に時期が過ぎていたのでメインのお花は終わっていますが、咲き残っているお花とトムラウシを眺めながら癒しのハイク。
前回来た時の、一面に咲き誇る高原植物の感動が目に焼き付いているので、ちょっと残念ね。

この辺は人が少ないので、自分のペースでゆっくり歩ける。
五色岳まで誰ともスライドする事は無かった。

五色岳を過ぎてからスライドしたオッサンに「随分と軽装備だね。」と言われた。
日帰りですからね。ワタシ。
これでも、ちゃんと下調べをしてしっかりとプランを練って来ていますからねぇ。
ま、たしかにワークショップで買った安物の服装で、見た目はルンペンスタイルだから心配してくれたんでしょうけど。

化雲岳分岐を過ぎると、ゴツゴツ岩が特徴的なお馴染みのカムイミンタラ~な風景になり、トムラウシも近くなってくる。

庭園のお花は、まだ綺麗に咲いていました。
ヒサゴ沼を過ぎた辺りから人が増えてくる。

北沼が見えると、ゴールは目の前。

山頂には人が沢山います。
10:30に到着。ここまでの距離は18.8km。

山頂では、標識のすぐ背後でメシを食ってるオッサンもいるし、反対側も標識のすぐそばで休んでいる人がいて、ちゃんとした画像を撮る事が出来なかったわい。

少し戻って静かな場所で北沼を眺めながらお食事。
いちおう、「やりました!」感を出した写真を撮っておきます。

この景色。雄大で素晴らしいが、気が遠くなりそう。。
遥か彼方まで続くこの道を戻ります。

いつもなら10kmを過ぎた辺りから痛み出すワタシのガラスのヒザですが、今日はいつもより慎重に一歩ずつソフトなステップでゆっくり歩いたので、痛みが出ずに済みました。
過去に骨折した方の足首は、どうしようもないくらい後半は痛みました。。

沼の原まで戻ってきて、ひと安心ね。
この後も焦らず、ゆっくり慎重に下ります。
17:30下山。
ログを見ると37.4km。
速度は 3.8→2.8→3.6(km/h)
予定通り、明るいうちに戻れました。

たっぷり歩いて、雄大な景色を堪能出来て満足しました。
日常のストレスフルな事を忘れることが出来ましたよ。

標高差も少なく、登山道が良く整備されていたから、という事もありますが、
ワタシのレベルだと、一日に歩ける距離はこれくらいがMAXかなぁ。

2021年7月3日土曜日

2021.7.3利尻山 日帰りハイク

さて、今回は利尻山を日帰りハイク。
朝一のフェリーで島に上陸して、利尻山に登り、最終のフェリーで帰るというソロのルンペンツアーです。

ハートランドフェリーの7月4日までの時刻表を見ると、
朝一のフェリーが
稚内発6:45 鴛泊着8:25
そして最終便が
鴛泊発16:40 稚内着18:20
と、なっている。

つまり、日帰り登山をするには、滞在時間8時間15分の間に登頂して戻ってこなければならない事になる。
滞在中の上陸後と離島前の準備やトラブル対処など1時間程度は余裕をみて、7時間の中で行動することにする。
利尻山の基準タイムから自分の脚を考慮すると、まあ、なんとかなりそうなんですけど。
登りのタイムリミットを12時くらいに設定して、間に合わなかったら引き返すか、お泊りすることにして気楽に登ろうと思っていた。

乗船してから、時間稼ぎをするためにタクシーを予約しようと思って、利尻富士ハイヤーに電話すると、現在は予約を受け付けていないとの事。上陸してからフェリーターミナルに停まっているハイヤーをつかまえて下さいとの事。。
むむ、これは下船してからタクシーをゲットするまでが最大の核心となりそう。

利尻島が近づいて船内のアナウンスが流れると、登山者と思わしきグループが出口に移動。
私も3番目に並び、着岸を待つ。後ろにも日帰りハイクを狙っているグループがタクシーの話をしている。
出口通路にはピリピリとした空気が漂っていた。

フェリーターミナルに上陸すると、いよいよレースがスタート。
皆、早歩きで出口へ向かう。
逸る気持ちを抑えつつ、追い抜いたりせずマナーを守って先行者に付いて行く。

ところが、1階出口に向かう階段でザックとキャリーケース持ちの先行者が、キャリーケースを階段に引っ掛けて立ち止まり脱落。
1階に降りると、更に先行していたもう一組がトイレの方へ駆け込み脱落。(船でトイレに行くタイミングを逃してトイレに駆け込みたいだけだったのかも。。)
棚ぼたで先頭に躍り出た私は、そのままタクシーをゲット。
気持ちに余裕が出来たので、後続グループの方も同乗してもらって登山口へと向かう。
おかげで、タクシー代も割り勘で済んでラッキー。
さて、ここから本題の日帰りハイク。
同乗してきた方(屈強な山ガールさん)たちは、脚が速かった。
靴紐を締め直して準備している間に、あっという間に見えなくなってしまった。

8時37分入山
私もいつもより早めのペースで進む。
4合目くらいで先行していた山ガールさんに何とか追い付いたけど、その後も背後からプレッシャーを受けて、休みたくても休めない状態の中、心臓バクバクのペースで登る。
5合目付近で、仲間を待ってか立ち止まったため、やっと背後の気配を感じなくなった。
ここから、少し心拍数を落ち着かせたペースに戻す。

とはいえ、いつもよりハイペースなので、景色を楽しむ余裕はあまりない。
水分補給以外は休まず進む。

登山道はよく整備されているので、ペースを保って進む事ができた。

さすが人気の山だけに、多くの登山者で賑わっている。
黙々と登っていると、山頂が見えるところまで来ちゃった。

思っていたより、早く着きましたよ。
11時25分山頂着。

個人的に周囲を下見してから下山。

ハーフ&ハーフ。
山の西側半分は午前中ずっとガスが掛かっていた。


やはり前半のハイペースが祟り、下る時には膝が痛んできた。
しかしタイムリミットがあるので、予定より早めに進んでいるとはいっても油断できない。
ペースを落としつつも、休まず進む。

14時01分下山。
時間に余裕があり、ひと安心。
フェリーターミナルまで歩いても良かったけど、もう膝が限界です。
タクシーに乗って帰りも楽しようと思って電話したら、「現在、空車はございません。」ですと。
仕方なく、フェリーターミナルまでプラス3kmほどの道のりを足を引きずりながら歩きました。

フェリーターミナルに15時00分着。
出航時刻までぶらぶらと時間潰し。

登山道は往復12.5km
速度3.3→2.3→3.0(km/h)
山での行動時間5時間24分
プラス、登山口からフェリーターミナルまで約1時間。
時間制限があると、ヒヤヒヤしてダメですね。
この次は、時間を気にせずにのんびりと島を満喫して登りたいですね。

帰りに抜海から眺めた利尻島と夕陽が美しかった。