2015年6月2日火曜日

もしかして骨折レジェンドの殿堂入りか? 踵骨骨折

2015年のGWに右かかとの骨(踵骨)を骨折してしまいました。
着地した時に曲がってはイケナイ所までMAXに足首を曲げてしまいました。
割れた骨が関節に食い込んじゃってイタ~イ!
患部の冷却が甘かったため、脚がプックリ腫れて、まさに大根脚。
これが後々腫れの引きが遅くなる原因に。
そして、某市立病院に入院、接合手術を行いました。
関節の接合面に重点を置いて接合していただきました。

術後のリハビリは、6週目に1/3荷重、8週目に1/2荷重、10週目に全荷重の予定で行います。
それまでは、踵に荷重が掛からないように装具を付けて歩行練習をします。
義足の様に、膝で体重を支える構造になっています。
骨に対して荷重を掛けてあげないと骨自体がスカスカになって何の役目も果たさなくなってしまうので、少しずつ負荷をかけながら骨を接合させ骨密度を上げる為の加減が重要。
日々のレントゲン画像をみると骨密度の度合いがすぐに分かります。

最初は最低6週間の入院といわれましたが、
装具による補助の甲斐もあって術後3週間で退院しました。
とりあえず、今後は治療に専念!
でも、踵骨骨折のリハビリは、これからがイタイんですってよ~

その後、痛みを堪え指示されたメニュー通りにリハビリをこなす日々
6週目に診察してもらったところ、
骨の結合状態が順調ということで、予定より早く8週目に全荷重を掛けることになりました。

リハビリメニュー
術後6週までは、足のストレッチと下肢の筋力トレーニング。
固くなった関節の可動域を戻すこと、運動不足により筋力が低下しているので筋力回復を図ります。
術後6週目からは、荷重を掛け始めるので脹脛の筋力回復トレーニングを中心に行います。
歩行訓練と並行して、平地で自転車に乗って踏み込む筋力を回復させる運動をしましたが、想像を上回るほど筋力が落ちていました
力が入らず、初めの一漕ぎめが全然踏み込めな~い

さて、一般の方ですと全荷重で歩けるようになれば、
リハビリも一区切りなんでしょうけど、
リハビリの先生にスキーしたいんでしょ~?と言われまして。。
今後もアスリート並みのメニューが続くそうです

当面の目標は、片足で爪先立ちが出来るようになることです。

術後3か月と9日目にプルプル震えながらも短時間ですが、
ようやく片足で爪先立ちが出来るようになりました。

その頃には、
トレーニングを兼ねて某スキー場の頂上までMTBでヒルクライムに挑戦出来るように。


その後、リハビリを続けて雪が降るころには、筋力も6割程度回復させて何とかシーズンイン。スキーを楽しみました。
シーズン中もトレーニングを継続して、シーズン後半には8割程度のパフォーマンスで滑る事が出来るようになりました。


一年後の2016年6月に抜釘手術を行いました。
私の場合、二泊三日の入院でした。

その後。。。
骨折した箇所自体の痛みは、それ程でもないけれど、
骨折時に足首の関節部分グニャリと激しく損傷していたので、
今でも激しい運動をした後は、熱をもって足首がかなり痛みます。
まあ、これは仕方ないことで、二年間は痛みを伴うようです。

ちなみに、2年以上過ぎた2017年5月現在でも、激しい運動後は、ねん挫した直後の様な痛みを伴いますが、一日で20km以上歩いて行動した時など負荷がかかった時です。
10km以内の運動なら以前ほど痛まないようになってきました。

治療を振り返ると、
まずケガをした時の応急処置は大切です。脚先を高くして血が下がらないようにする。アイシングをキッチリ行う、等々。
それから、術後のリハビリも初期は特に頑張って可動域を確保することも大切です。
前後だけでなく左右あらゆる方向へ動くようにすることが重要です。
痛いからといって加減していると後々の回復に差が出ます。
リハビリは目標を持ってコツコツと続けることが大事だと改めて感じました。