2022年2月26日土曜日

札幌近郊 山田峰935m南東斜面スキー

さて、本日は晴れているけど爆風予報。
遠出するほどのモチベーションが上がらないので、近郊の山でハゲ斜面を探しながら散歩。
豊滝の除雪終点に駐車して林道を適当に進む。

山奥に人工物。
中にはポンプの様な古い機械が収まっていた。

取り付いて急斜面を登り始めると、バフバフの雪が溜まっている。
上空では轟音と共に爆風が吹いているけど、ここは無風で穏やか。
ここは無限体力オジサンに先頭を交代してもらい、ガシガシとラッセルしていただく。
このまま、尾根までよろしく頼むよー。
あー、楽ちんだにゃ~。

尾根に上がると、前回の大雪の影響で雪庇が尋常ではない大きさに成長していました。
雪庇の下は危ないので、良い子のみんなはマネしちゃダメよ。

このエリアは植生が濃い~ので、目的斜面の入り口が中々見つからず。
途中、開けた疎林をいくつか発見。  
色々と調査しながら歩くと、ようやく目的の斜面が見えた。
以前、正面から見た時のイメージとは程遠いユルユル斜面じゃないの。

本日は調査目的。
もう少し歩いてみると、こんな所に標識あり。
山田峰って言うのね。
知りませんでした。
あちこち歩き回って疲れちゃったので、当初の予定通りハゲ斜面を滑走。
遠くから見たイメージよりも狭かったですねー。

そのかわり、このエリアの地形を色々な角度から見ることが出来たので、良き散歩になったかな?

2022年2月23日水曜日

イチャンコッペ山 疎林パウダー

第二回、BC初心者の育成ツアー。
今回も、長男のNutsにバックカントリーのイロハを指導すべく、オッサン達が集合。

8時過ぎに駐車スペースに到着すると、既に沢山のクルマが駐車していた。

幌平山までガッチリトレースが付いています。
ワタシらはイチャンコッペを目指してトレースを外れると、途中からまた一本のトレースに合流。
えぇ感じでショートカットしてイチャンコッペ山へ続いているトレースだ。
有難くトレース泥棒をさせていただきますよ。

展望台に到着すると先行者が引き返してきていた。
トレースのお礼を言おうと思って近づくと、向こうもニヤニヤして近寄ってくる。
良く見ると@shirogeくん。
狙いどころは同じだったようです。
既に東面を滑って登り返したそう。
相変わらず、行動が早いね。

風雪予報の中でこのエリアは晴れスポット。
景色も良くて気持ち良い。

東面はバフバフパウダー。
登り返して滑った785南西斜面も良い雪でした。

ヤマランチ族から、みっちりとヤマランチの作法を教わってから、更に登り返す。

お帰りに幌平山に寄ってみました。
既に皆さんは滑り終えてしまっていて誰もいない。
斜面はギタギタな上に日射でモナカですが、気にしないで滑ります。
モナカ雪は、力でねじ伏せてしまえば、いつもと変わらず楽しく滑れるんですよ。

Nutsさんも、少しは山スキーに慣れてきたかな。
お次は、どこへ連れて行こうかしら。

2022年2月19日土曜日

2022.2.19芦別岳本谷パウダースキー

 数年ぶりに冬の芦別岳へ。
そろそろ滑りに行きたいなぁと思ってたところ、前週にアバランチ族の族長こと横沈が好天の中で芦別岳本谷を滑走。
族長から情報と刺激をもらい気持ちが盛り上がってきたので、無限体力オジサンと共にアドベンチャーツアーを決行した。

当日の天候は微妙ながら、曇り予報で9時頃と13時頃に雲が薄くなりそうな予報。
ヘッデンを点けて朝の4時に出発。
何度か通っているけど、新雪がフカフカに積もっている芦別岳は初めてかも。
ラッセルしながら、暗闇を進みます。
ダラダラとした冬尾根をゆっくり登り体力温存系で。
帰りの事があるからペースは抑えてゆく。

ここまで来ると、ぼんやりと山頂がお目見え。

結局、山頂までフルラッセル。
この時点では晴れていて視界も良好。
5時間半で山頂に到着。
予定通りに思えた。

私、高所恐怖症なので、山頂には行きたくなかったんだけど、ハイシーズンにはあまり山頂を踏むことは無いので、足がすくんでガタガタ震えながらですが記念撮影をします。

さて、本谷に移動。
ガスってきた。
予報通りと言えば予報通り。
薄く太陽は見えるけど、雲が掛かって斜面の凹凸が見にくい。
暫く晴れ待ちをしたけど、待ちきれずにドロップ。
バフバフに雪が溜まった本谷は初めてです。
雪が多すぎて、逆に怖かった。
ロング&メローに本谷を滑走。

さて、ここからが核心。
お帰りコースのユーフレ谷へ
とにかく険悪。
所どころ深い穴が開いていて落ちてしまったら這い上がる事は不可能。
更に、左右から流れてきたデブリが折り重なるようになっている。。

ユーフレ小屋を過ぎてから地形は複雑になり、私たちを苦しめる。

落差4m。
ピンポイントで着地しないと、ユーフレ川にドボンのアトラクション。

際どい系のトラバースポイント。

ジャンピング渡渉ポイント。

ドキドキもんのアトラクションが満載です。

何度となく際どいトラバースを繰り返すので疲労もMAX。

下るだけなのに3時間半以上も掛かるってどういう事よ。
険悪なユーフレ谷に入り込むと体力を吸い取られますよ。
その時々のコンディションで、渡渉ポイントが変わる。
以前に渡れたところでも、その年の気象条件や時期によって、渡れなくなっていることが多々あるのよ。
際どいルートばかりの険悪な谷。
その都度、ルートを考えていかなければ、帰還することが出来ない極悪谷なのです。

林道に出て、やっと生還できた喜びに浸る。

14時半下山。
振り向くと、山は晴れていた。。。

2022年2月13日日曜日

長伯稜 親子でBCスキー

ようやく長男のNutsさんが、いわゆるバックカントリースキーをヤル気になってくれたので、気持ちが冷めないうちに、BCの世界へ引き込んでしまおうツアーが企画されました。
息子たちが小さいころから、一緒に滑って遊んでくれていたキロロローカルの仲間が優しくNutsさんをエスコート。

Nutsが中学生の頃、余市岳に連れて行って北斜面を滑った事があった。
その時はスノーシューで歩き疲れた記憶があり、パウダー滑走が気持ち良いのは分かっていても、バックカントリーへ脚が遠のいていたそうだ。
ところが昨年、その頃から一緒に滑っていた変態スキーヤーがたくさんいる職場に、ひょんな事からNutsが就職してしまったのですよ。
もはやバックカントリーから逃れられない環境に自ら身を置いてしまったのだ。
昔だったら、親のスキー仲間っていう感覚だったのが、今や上司ですよ。
上司からの執拗な誘いに断る事も出来ず、社会人としての洗礼を受ける事に。

生まれたての小鹿ちゃんは、シールでの歩行に全く慣れていない。
スタート直後に何てことない小さな窪みで前のめりになって転倒。
オジサン達も爆笑です。

その後も、オジサンが仕掛ける鬼ジグトレーニングに翻弄されるNutsさん。
それをニヤニヤ眺めるオジサン達。
思うようにグリップさせて登る事が出来ず苦労していましたが、愚痴も言わず頑張って登っていました。
これにはオジサン達も感心していたようです。
小さいころからサイドカントリーを連れまわしていたので、親に付いて行かないと帰れなくなることが、よく理解できているようですね。

自分の脚で登り、登っただけ自然の地形を自由に滑る。
これがフリースタイルスキーよ。

雪にまみれながら、一日中遊びまくりました。
ヘトヘトになっただろうけど、少しはこちらの世界の楽しさを理解してもらえたかな。


私は、小学生の頃レーシング、中学生に基礎スキー。
決められた所を滑るスキーに飽き飽きして、高校生の時はスキーから遠ざかっていた。
大学生の頃、モーグルに出会いフリースタイルスキーの世界に入り、大会に出て調子に乗っていました。
エア台を作って練習しているうちにエアの楽しさにハマり、パークにも通うようになる。
同時に、サイドカントリーで毎週パウダーライド。
気の合う仲間とも出会って、スキーを楽しんでいた。
しかし、バックカントリーの世界に飛び出してから、スキーの楽しさが数倍広がった。
この楽しみを息子たちにも味わってもらいたいのだ。

人生フリースタイル 楽しんでいきましょう。

2022年2月12日土曜日

定山渓天狗岳Ⅱ峰南肩 北東斜面スキー滑走

さて、本日も無限体力オジサンとバックカントリーエクストリームスキーへ。
オジサンが前に出ると解き放たれたかのようにペースアップするので大変。

どこからエントリーしても、この山はエクストリーム。

先ずは、Ⅲ峰。

日が当たらない斜面は雪が良い状態で保存されています。

まず、一本滑ってこの山にカラダを慣らしてから登り返し。
サラサラでズリズリ滑る雪なのにね、意地でも直登して行のよ。。
もう、待ってくれよう。

Ⅱ峰直下は流石に貞子登りです。ヒヒヒ。

Ⅱ峰も登頂!
山頂は平らなのに、周囲は崖に囲まれた恐ろしい山なのです。

以前から想い続けてたⅡ峰直下を滑りたくてココに登りました。

しかしいつもの様に、下から眺めるのと、上から覗くのとでは大違い。
ビビッて、デラがけして降りました。。

修行が足りませんねぇ、今まで調子に乗っててスミマセンでした。
出直してきまーす。

2022年2月11日金曜日

2022.2.11オプタテシケ山爆裂沢パウダースキー

 ヘッデンを点けて夜明け前AM4時過ぎに出発。
前日のトレースが残っており楽チンハイク。
気温はマイナス23度。着込んで歩いても全く汗をかかない。
いや、むしろ寒いくらいだ。

夜明けと共にピンクに染まるオプタテシケ山がドーンと姿を現す。
この時間、既に山頂の上に先行者が立っている。。
@makochan009さんだ。この人も相当な変態です。

うさぎさん

後半は我慢できず、前日のトレースを外れて直登を始めるオジサン。

5時間かけて我々も山頂に到着。

まあ、とにかく景色が良くて素晴らしい!
癒されまくりです。

記念撮影していただきました。

雪が降っていないので、前日のトラックが残っていますが、広い斜面なんで気になりません。
下部はデブリ跡でガタガタしていますが、気にしてはいけません。
上部は安定していて良い雪が保存されています。

第二エアを飛ぶのを忘れたので減点ライドでしたね。

下山後はトムラウシ温泉へ。
とても良い湯。冷えた体に温泉のお湯がキマります。