2023年2月4日土曜日

深雪の充満した幻のボウルは危険なアトラクションだらけ

我々は、以前から気になっていた斜面の調査に向かった。

沢の中は地形図に載っていない崖がそそり立っている。
何か嫌な予感がしますね。

崖を避けて適切なルートファインディングで尾根に取り付き、目的の斜面を目指す万蔵さん。

3時間程でドロップポイントに到着。
想像以上に、バフバフの雪が溜まっていてデカイ斜面が待ち構えていた。
標高差370mのロングボウル。
今シーズン一番のバフバフ、オーバーヘッドパウダー!
こりゃ大収穫ですわ。来た甲斐がありました。

しかし、ウハウハしてたのも、つかの間。
滑り終えた沢の中は、登っていた時に見ていた嫌な地形がそのままスケールアップ。
お帰りの沢が超険悪。
ハリウッド映画の如く、次から次へと現れるキケンなアトラクション。
地形図には無い滝や、巨岩に4m以上積もったマッシュに、川がアチコチで口を開けて、我々の滑落を待ち受けている。
川は水量も多いし深いので、落ちたりしたら脱出不可能。
いつもなら、攻略を楽しんで突き進むところですが、これだけ険悪だと進退窮まる事が目に見えている。
熟慮の末、撤退を決意。
登り返して安全な尾根から帰還しました。

今までは、ユーフレ谷が一番険悪でしたが、今回の沢がナンバー1の険悪沢に認定されました。何せ突破出来なかったもんですから。。

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