さて、今回は利尻山を日帰りハイク。
朝一のフェリーで島に上陸して、利尻山に登り、最終のフェリーで帰るというソロのルンペンツアーです。
ハートランドフェリーの7月4日までの時刻表を見ると、
朝一のフェリーが
稚内発6:45 鴛泊着8:25
そして最終便が
鴛泊発16:40 稚内着18:20
と、なっている。
つまり、日帰り登山をするには、滞在時間8時間15分の間に登頂して戻ってこなければならない事になる。
滞在中の上陸後と離島前の準備やトラブル対処など1時間程度は余裕をみて、7時間の中で行動することにする。
利尻山の基準タイムから自分の脚を考慮すると、まあ、なんとかなりそうなんですけど。
登りのタイムリミットを12時くらいに設定して、間に合わなかったら引き返すか、お泊りすることにして気楽に登ろうと思っていた。
乗船してから、時間稼ぎをするためにタクシーを予約しようと思って、利尻富士ハイヤーに電話すると、現在は予約を受け付けていないとの事。上陸してからフェリーターミナルに停まっているハイヤーをつかまえて下さいとの事。。
むむ、これは下船してからタクシーをゲットするまでが最大の核心となりそう。
利尻島が近づいて船内のアナウンスが流れると、登山者と思わしきグループが出口に移動。
私も3番目に並び、着岸を待つ。後ろにも日帰りハイクを狙っているグループがタクシーの話をしている。
出口通路にはピリピリとした空気が漂っていた。
フェリーターミナルに上陸すると、いよいよレースがスタート。
皆、早歩きで出口へ向かう。
逸る気持ちを抑えつつ、追い抜いたりせずマナーを守って先行者に付いて行く。
ところが、1階出口に向かう階段でザックとキャリーケース持ちの先行者が、キャリーケースを階段に引っ掛けて立ち止まり脱落。
1階に降りると、更に先行していたもう一組がトイレの方へ駆け込み脱落。(船でトイレに行くタイミングを逃してトイレに駆け込みたいだけだったのかも。。)
棚ぼたで先頭に躍り出た私は、そのままタクシーをゲット。
気持ちに余裕が出来たので、後続グループの方も同乗してもらって登山口へと向かう。
おかげで、タクシー代も割り勘で済んでラッキー。
さて、ここから本題の日帰りハイク。
同乗してきた方(屈強な山ガールさん)たちは、脚が速かった。
靴紐を締め直して準備している間に、あっという間に見えなくなってしまった。
8時37分入山
私もいつもより早めのペースで進む。
4合目くらいで先行していた山ガールさんに何とか追い付いたけど、その後も背後からプレッシャーを受けて、休みたくても休めない状態の中、心臓バクバクのペースで登る。
5合目付近で、仲間を待ってか立ち止まったため、やっと背後の気配を感じなくなった。
ここから、少し心拍数を落ち着かせたペースに戻す。
水分補給以外は休まず進む。
さすが人気の山だけに、多くの登山者で賑わっている。
思っていたより、早く着きましたよ。
個人的に周囲を下見してから下山。
ハーフ&ハーフ。
やはり前半のハイペースが祟り、下る時には膝が痛んできた。
14時01分下山。
登山道はよく整備されているので、ペースを保って進む事ができた。
黙々と登っていると、山頂が見えるところまで来ちゃった。
11時25分山頂着。
山の西側半分は午前中ずっとガスが掛かっていた。
しかしタイムリミットがあるので、予定より早めに進んでいるとはいっても油断できない。
ペースを落としつつも、休まず進む。
時間に余裕があり、ひと安心。
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