数年ぶりにオプタテシケ山へ。
先シーズンは時季が遅くて、融雪が進んでしまっていて断念したオプタテシケ山。
雪があるうちに滑っておこうと思い、4月上旬のこの時季にしてみました。
当初の予定は北西斜面を滑ろうと思っていたので、白金温泉側から入山。
森林の中を歩いていると、サラサラの新雪が積もっている。
風の影響も少なかったようだ。
今回はソロ。ひたすらラッセル。
距離があるので、マイペースで進む。
10時前後に晴れる予報を信じて、標高を上げて行く。
風上側は上昇気流にのってガスが湧いている。
これだと、斜面を観察しながら登る予定が狂ってしまう。
全く斜面を観察することが出来ず、稜線近くまで登った。
雪は溜まっているのに、残念。
ガスが少し抜けてきて、予報通り晴れそうな感じだ。
何とか晴れてくれぃ。
と、祈りながら登ったけど、北西側はガスがモクモクしていて抜ける気配がない。
諦めつつ稜線に出ると、爆裂沢がドーン!
新雪が溜まったメンツルの斜面が輝いていた。
南東側は下降気流となっていて、ガスが切れて晴れている。
トノカリ側からも、登ってきている人はいない。
このエリアには誰もいない。完全貸し切りだ。
ここを滑り降りたら、登り返さなければならない。
しかし、この天国のような斜面を滑らずに、このまま地獄のような北西斜面を降りてしまうのは勿体ない。
少し悩んだ挙句、滑り降りることにした。
今の体力なら、登り返しも何とかなるだろう。
この魅力的な斜面を豪快に滑り込んでみたい欲求に負けてしまった。
滑り出しは雪崩も考慮しつつ慎重に。
シュートから先は、一気に加速してMAXスピードで滑り降りる。
アドレナリンも全開だ。
シュートから先は、一気に加速してMAXスピードで滑り降りる。
アドレナリンも全開だ。
もう、最高でした。
赴くまま沢の底まで滑り込みました。
デブリ痕もなく最後までツルんと、していました。
このコンディションで滑らなかったら後悔していたと思う。
10km以上歩いたあとに、標高差800mを登り返す。
これは、かなりキツい。
ここは無理しないでゆっくり登り返すようにした。
過去に、私以外にも上り返した強者がいるんだろうな、と思いながら自分を励ます。
1700mまで登り返したところで、予報通り曇ってきてホワイトアウト。
爆風と視界不良で稜線の手前付近で苦労した。
岩場とガリガリとシュカブラ慎重にルート取りをする。
稜線に出ても視界が無いので平衡感覚が奪われる。
迷わないようにGPSで確認しながら反対側へ乗り越す。
北西斜面は1500mまでデラがけで安全下山。
遊びきったな、と。
ソロで極マイペースでいけたからこそ、出来た山行かもしれませんね。
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