一度通い始めると止まらない。
何となく、この時季恒例となってしまった群別岳。
今回は南西斜面と、幌天狗の北斜面で遊んできました。
いつもの様に夜明け前から出発。
穏やかで無風。
とても静かだ。小鳥の囀りが心地よい。
北斜面の雪が日射で緩んでくれることを願って尾根をテクテク。
8時20分山頂着。
予定通りだ。
北斜面は9時すぎまで日射が当たるので、雪が緩むのを待つ。
中々雪が緩まず、山頂で滑ろうかどうしようかモジモジしてたら、反対側のリッジからパクさんとシロさんが登ってきた。今回も、増毛オートルートを行っているそう。
板も装着して、滑る決心をして斜面の様子を伺う。
横移動しながらエッジの感覚を確かめたが、日射の入射角が浅い部分がカチカチのままで、エッジが噛まない。
この斜度では、滑落のイメージしか浮かばない。
断念して山頂へ引き返す。
雪が緩んでエッジが噛む南西斜面を滑走することにしました。
前回よりも山頂寄りのラインを選択。
殆ど横滑りで暴走しない様に調節して降りたので滑走したと言えるか微妙ですけどね。
それでも、スティープなラインはスリリングで、この緊張感が快感に変換されるのです。
今度は、メローな北斜面を落としました。
ボトムで自分のラインにウットリしてると、横から声が。
こんなところで、まぁさんとバタリ。
登山ルートで会うなら分かるけど、誰も滑り込んでいないと思っていた北斜面のボトムで知り合いと会うなんて驚き。
登り返して隣の沢を滑るそうなので、ご一緒させていただきました。
気持ち良く大きなラインを刻むことが出来ました。
さて、ワタシにはもう登り返す体力は無くなってしまったので、このまま沢を降りて帰ることに。
まぁさんも付き合ってくれるという事で、とても心強い。
一人じゃないし、まぁ何とかなるでしょうてな感じで、軽い気持ちで滑り降りて行った。
沢が深く切り込んできて、嫌な予感。
地形図には無い滝が出現。
20m級の大きさ。ヤベぇよこの沢。
左岸を巻いて回避。
この先も大小様々な滝や函が現れる。
右に左にルーファイしながら進む。
落ちたら帰ってこれないよぉ。
こんな所、ひとりではムリっす。
まぁさんが居てくれて良かった!
林道に復帰して一安心。
群別岳の記憶が吹っ飛ぶくらい濃厚な沢でした。
ひさしぶりに、生きてて良かった!