2024年3月16日土曜日

2024.3.16春のビック斜面

 3月になり、気温も高くなる日が増えてきた。
休日と天気、休日とパウダーを当てる確率も低くなってきて悩ましい日々。
そこに今週は金曜日に降雪があった。
西から天候が回復して、天気予報を見ると土曜日はピーカンの予報だ。

今日はイマムさんにガイドをしてもらい、ついでにラッセルもしてもらったりして久しぶりにビックな山へ向かう。

体力的には、全然以前のレベルに戻っていない。
山頂に辿り着くだけで、もうバテバテ。。
今回は、登ってきた側の斜面を適当に滑って戻ろうと思っていた。

いつもなら登り返しなど気にせず、ここから反対側の斜面に滑り込むところだが、今の状況では体力もなく登り返して戻ってくる自信は無い。。

ここは、談笑しつつも南斜面を見ない様にに心掛ける。
何せ、この斜面の気持ち良さを知っているだけに、見てしまうと気持ちが変わってしまう可能性があるからだ。

しかし、イマムさんが南斜面を覗き込んで歓喜の声を上げている。
うーん、どうしても気になる。。
チョットだけ覗き込んでみる。
南斜面なのに、面ツル。
クラックもデブリ痕も無い。
丁度良い感じに雪が溜まっている。
雪質もパウダーで生きている。
ヤベえ!
滅多にないグッドコンディションじゃないか!
この時点で、誘惑に負けてしまう意思の弱いワタシ。

「滑りましょう。」
一言イマムさんに伝え、滑走準備を始める。

デカイ斜面にデカイターンを決めたつもりが、対象物が何もないのでチン毛ターンにしか見えないという、ミラクルなスケール感のビック斜面。
標高差400m。
ノーストレスでターンを刻む。
とても気持ち良く滑走できた。
大満足。

そして、イマムさんにラッセルしてもらって登り返す。
だだっ広くて緩く見えてた斜面も、現実は急斜面。
イマムさんの激しい直登と滑落の恐怖に苦しめられる。
この時点でかなり後悔していた。
果たして登り返して帰る事が出来るんでしょうか。。

ヒイヒイ言いながら、1時間半かけて登り返しました。
あとは滑って戻るだけ。

標高差500mの北側ボウルもデカく滑って完全燃焼。

一人だったら、帰還出来ませんでした。
イマム隊長に感謝。
ドローン撮影もしてもらい、良い画像も撮れました。

まだまだ、体力が不十分な中でビックな斜面を滑れて幸せです。

0 件のコメント:

コメントを投稿