2022年1月2日日曜日

恐怖の低山アドベンチャー

2022年一発目は低山でまったりとパウダースキーのハズだった。

前日は暴風だったが、風が収まってから新たにフカフカの雪が積もっていた。
気温も低く天候も穏やか。
ウキウキしながらハイキング気分で森の中を進む。

いつもの斜面は仕上がっています。こりゃ楽しみだ!

天気が良いので、奥地へ足を延ばしてみることに。
尾根に出ると、いつも通り風が強くて一気に体が冷えてくる。
耐寒装備で尾根を進む。
それでも、この時点では楽ちん尾根歩きだと思っていた。

少し進むと、おやおや?
尾根が非常に細くなっているではないですか。
ちょっと話が違うんじゃないのぉ?
両脇は崖。雪は柔らかいけどナイフリッジ。
脚を踏み外したら50m以上の滑落は必至。
低山だと思ってナメていました。

アラマンがルートを切り開き、細尾根をグイグイ進んで行く。
もう、怖いよぅ。
本当にヤバいところは写真を撮っている余裕は無かった。。
もう、緊張感がハンパないっす。

何とか目的の斜面に辿り着いたけど、40度から60度まで選び放題のエクストリームウネウネ斜面ばかり。

初めての斜面なので、ワタシは一番緩めの端っこのラインで滑りますよ。

上から覗くのと、滑った後に下から見上げるのでは全く感覚が違う。
滑りだすとバフバフのバウダーで気持ち良い!
初見の斜面なので、安全ラインで滑走して途中で横に回避したけど、なかなかスリリングで楽しい場所でした。

ボトムまで下りてから登り返します。
というか、ココを登り返せるんですねぇ。
最初、上から覗いた時は、滑ったはいいけど登り返せるんかいな?
って、思うほど急峻な地形でしたが、このイカれたオッサン達は難なく突破していきます。
「登れる所は滑れる。滑れる所は登れる。」の法則 だそうです。。

安全なところまで戻り、お帰りメローパウダー斜面を二本滑りました。
先程までの緊張感から解放され、やっと穏やかな雰囲気になって、ホッと一息をつく。
低山だからと言ってナメてはいけませんね。
冬山は何処でも我々に様々なスキルを要求してくるのだ。
でも、このエリアの山は、プラス1000m以上嵩上げされたくらいの難易度と、景色を味わう事が出来る特別な場所ですね。
新年早々、ハラハラ・ドキドキのアドベンチャーでした。

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