2025年12月14日日曜日

2025.12.14ヨーテイ一発目

羊蹄山麓を偵察して、 昨日までの天候と雪質から、今日はヨーテイを滑ろうと決めた。
二個玉低気圧が発達しながら北海道を直撃予報ですが、午前中は高曇り。
午後からは次第に荒れ模様になっていく予報。
視界が有るならイケるよねヨーテイ。


雪は昼頃から降り出す、クラウドベースは10時ころには下がって来る。
出来れば9時前にはドロップしたい。
少し早めに行動して、5時ヘッデンスタート。
沢の中は仕上がっていた。
上部まで、柔らかい雪が溜まっています。

8時40分にドロップポイントに到着。
フルラッセルだったけど、良いペースで登る事ができた。
ここまで予定通りだ。

視界もある。
斜面も見やすい。
そして何よりも、雪が良い。
登る時の横の藪ルートは、まだ埋まっていないので斜面脇を芸術的にジグを切って登ってきた。

全く凹凸が無い。キレイな面ツル斜面でした。
滑り終えると、低い雲が掛かり始め、風も強く吹き始めた。
タイミングバッチリ!
会心の一本だった。
斜面のコンディションも、天気の読みとタイミングも、すべてが思惑通りだった。

にもかかわらず、何か満たされない、何かが足りない気分。
しばらく、この気持ちは続きそうだ。

2025年12月13日土曜日

2025.12.13低山パウダー

 12月になって強い寒気が入り込むようになり、平地でも積雪が増えてきました。
今朝の気温は平地でもマイナス8℃でパウダー確定なのですが、週末の天気がイマイチ。
地元小樽でも大雪に見舞われたけど、この大雪では裏山で滑っても緩くて面白くなさそう。
土曜日の予報では、クラウドベースが低めだったので、高山は諦めて低山でも貸し切りで滑れそうなところをチョイス。



羊蹄山麓では24時間で20cmの降雪があって、積雪も60cm到達するくらいまで増えてきました。
これだけあればこのエリアの低山でも十分楽しめますね。

ラッセルも程よい深さ。
今日はイイ予感がします。

どう見ても、斜面は面ツルです。
(藪は気にしないタイプなので、悪しからず。 。)

山頂の方はガスー。
丁度、ドロップポイントから下の斜面は視界が確保されている。
雪も良いし、視界もあるし読み通りですよ。
少し待って、お日様の光も差してきたところでドロップ。

今日の深雪は程よい抵抗感。
安心して滑走する事が出来ました。

2025年12月7日日曜日

2025.12.7前十勝

 昨日は、ガスガスの旭岳でモヤっとしちゃったので、チョットだけ晴れそうな十勝岳エリアへ
いまのところ視界は良い。
昼頃には曇って来る予報なのです。


十勝岳でも、下の方で遊ぶ事が少ないので、地味に前十勝のメジャー斜面は初めてかも。

今日の万蔵さんは、昨日とは別人のようにやる気が漲っている。

やる気スイッチが入るのは良いんだけどね、登り返しもわざわざエクストリームなルートを選択してくるのよね。
昨日との落差が激しい。 。  
尾根の部分は風で雪が飛んでいてカチカチよ。
滑落したらどうするのよ。
避難小屋から、我々の滑落を期待しているギャラリーの姿もあって緊張する。 。

とは言え、
予定通り、午前中の晴れているうちに滑ることが出来て、昨日のモヤモヤも解消されました。
登り返して何本か滑る事が出来てスッキリしました!

2025年12月6日土曜日

2025.12.6降りすぎ旭岳

 10月下旬から滑り始めて、1ヶ月ちょい。
そろそろ、万蔵さんにも始動してもらわんとね。
せっかくなのでシーズンインをドパウで迎えてもらおうと、今回は旭岳を選択。
今シーズンは大雪エリアの積雪が順調だ。
@atsusiasahidakeさんの情報では、金曜日は降りすぎた雪で下りラッセルしなければならないほどの雪だったそうだ。(一日で50cm以上の降雪)
一日経って、少しは落ち着くかなと思ってたのが甘かった。

まんぞうさん、ワクワク&ドキドキのシーズンイン。

森の中の雪は良い。
ピステンが入って、コースは圧雪されていました。
ハイクが楽チンで助かります。

その後ピステンは天女ケ原のほうへ。
第二天女ケ原から大広間へは、激深のラッセル。
ポールが70cm以上刺さっていく。
森林限界付近で先行者が滑走準備をしていたので、ラッセルのお礼を。
大広間付近は、降雪から一日経っても、ズブズブで滑走を楽しめる状態ではありませんでしたw
上部は発達した雪庇が至る所にあって危ない。
視界も悪いし、安全なところに移動しましょ。  

ピステンで圧雪された天女ケ原の方へ登り返して、二本ほど滑走。
パウダーは丁度良いのが一番ですな。
重くて激深のパウダーは苦行でした。
積雪は2m50cm。

今日のところは、圧雪された上のゲレパウが楽しいコンディションでした。
少々選択ミスもありましたが、万蔵さんのやる気スイッチも入ったことだし、良しとしましょう。
今シーズンも楽しみですね。



2025年11月29日土曜日

2025.11.29 裏山で朝活

腰を痛めてしまった。
先日、仕事中に90kg越えの機器が納品され、その際、運送業者の運転手と私の二人で搬入したのですが、そこまでの重量物だと思わず油断をしてヒョイと持ち上げてしまった時に、腰に負担を掛けてしまい、それから少し違和感を感じていたのですよ。
その後、痛みが次第に増し金曜の夜になってMAX腰痛に。。
安静にして横になろうが、如何なる姿勢をとってもイタイ。

今週の金曜日から土曜日にかけて強風予報だが降雪あり。旭岳ではゴン降りの降雪が観測されているけど、この状態では長距離の運転は危うい。
それでも、チョットで良いから週末は少しだけでも滑りたいのよ。
近所の裏山で朝活だけでも、と思いスキーの準備をする。
こんな時に役立つ、常備してある腰用のスポーツサポーターを装着してみる。
それでもダメだったら、近所なのですぐに帰ってこよう。

現地に到着すると、低山なので下地はガリーの上に、サラっと新雪。
緩斜面を、ゆる~く流してみる。
板は走って気持ち良い。
モードチェンジする時も姿勢よく、腰に負担が掛からない様に慎重に。
ゆっくり登り返して、短い斜面を3本。
運動をして少し筋肉が解れた気がするけど、まだ腰の奥のほうに鉛のような重い感じが残る。

今回は無理せずに切り上げて、サッサと帰宅。

12月4日からは本格的な冬の寒気がやって来るので、来週までには腰を治したいなぁ。

2025年11月23日日曜日

2025.11.23黒岳 麓から登って滑るのよ

 週末は気象データと睨めっこ。
週末にかけて降雪があり、モリモリ積雪が増えている大雪山と十勝岳。
とはいえ、強風が吹いていたので、今回は風の影響が少ない斜面を選択。
どちらにしようか考え、今回は黒岳に。
ロープウエイが整備期間で運休中なので、麓から登る。
登るのに時間はかかるが、逆に麓からわざわざ登って滑ろうとするスキーヤーは希少なので、人気のお山を独り占め出来るんじゃないか、という下心もね。


今日は昇温予報で、出発時に麓ではプラス2℃。深夜から早朝は霧雨も降っていました。
登山道入り口から登り始めの壁は、降り積もった雪の表面が湿雪で、シールに雪がベタベタと張り付いて下駄状態に。
足元が滅茶苦茶重たくて、早々にリタイヤしようかと思ったほどだった。
尾根まで登ったところで、気温も下がり氷点下に。
雪もサラサラになってきたので、気を取り直して登ることにする。
見慣れたこの景色も、人の気配も無く閑散としている。
二日前から積もった雪でドパウですよ。  

気象予測では、9時から10時ころ大気の入れ替わりと共に、少し雲が抜けるハズなのですが、ハイクしている最中も濃いガスが掛かっていて抜けるかどうか分からない状態だった。
まぁ、ダメだったら視界があるところから適当に滑って遊ぶことにして、欲張らず気楽に登ることにしました。
斜面は予測通り、雪が溜まっていて柔らかい。
風の影響も少ない。
いつもならカチカチで苦労するポイントも、雪が柔らかくてシールで楽ちんハイクが出来ました。

9合目付近では真っ白。
そろそろ、ここいらでドロップしようか悩んでいたら、視界が開けてきて山頂が見えてきた。
とりあえず、もう少しだけ登ってみよう。
あっという間に山頂へ到着。

いつでも滑れるように、滑走準備をしましょう。
ダメかなぁ、どうかなぁと、少し待っていたら、下の方が見えてきた。
これなら行けそう。
面ツル斜面へドロップ。
ノーストレス、ヒャッホゥ!
貸し切り斜面は、気持ち良いですねぇ。

滑走後、横移動してスキー場まで一気に滑り降りました。
もう最高でした。

後から、スノーシューで登ってきた登山者もいましたが、滑走目的はワタシだけ。
今日は、満足チョイスの一日でした。

2025年11月16日日曜日

2025.11.16大雪山旭岳 ご来光ハイク&ライド

 アーリーシーズンの晴れ予報の休日。
厳冬期だと、なかなか条件がそろうことが少ない旭岳へ。
まだ11月だし、麓の予想気温は8℃だし、快適に登ってご来光ライドをしようじゃないか。


ビジターセンターの気温はマイナス5℃。
昨日にサラっと雪が降ってサラサラのコンディション。
山麓の積雪は65cm。藪漕ぎ無く普通に滑って戻って来れる積雪量だ。
予報では山頂でマイナス10℃くらい。
いつもの感じで行けると思っていました。

数年前は、この時期に麓から山頂まで5時間ほど掛ったので、念のため早めに出発。
満点の星空を眺めながらハイクアップ。
前日のトレースが残っており、快適に歩みを進める。
お陰で、石室まで残雪期と変わらない所要時間で登れちゃいました。
しかし、これでは予定よりも早く山頂に到着してしまう。
寒風の中でご来光を待つのはチョット酷かな。
時間調整で、ここからはゆっくり登る。
ところが、石室から上部は予報通り、風が強く、深夜から早朝にかけてマイナス15℃近くまで冷え込んでいた。ゆっくり歩いていると、メチャクチャ寒い!
久しぶりに耐寒フル装備で登る。
岩影で風が弱い9合目付近で、少し待機して時間調整をしました。
しかし、気温が低いので立ち止まると、すぐに体が芯から冷えてくる。
日の出に合わせて山頂へ移動。
山頂は風が強くて、ゆっくりできません。
サッサと滑る準備をしましょう。

お日様が登ったところで、オレンジに染まった斜面へドロップ
風の影響で波打っていましたが、雪面は柔らかく気持ち良く滑走出来ました。

登り返しでも寒くて、ウエアを着込んだままハイクアップ。

二回目のピーク。
だいぶ明るくなりました。

気を付けてはいたのですが、油断をしてしまい、寒風に吹かれた足の親指が凍傷になってしまったので、今回は遊び回らず、地獄谷を落として戻る事にしました。
早く足を温めたい。。
今日の地獄谷は、上部がアイスミックスでスリリング!
下部はサラサラパウダーで気持ち良かった。

お帰りのパウダー斜面で遊んで、ようやく寒さから解放されました。
数年前も、12月上旬に冷え込んだ時に登って、凍傷になったことを忘れていました。
一度雪が降れば、大雪山は厳冬期です。
11月とはいえ、油断は禁物ですよねぇ。

2025年11月8日土曜日

2025.11.8 朝活テイネ

週末に合わせたかのように、金曜日に寒気が入って北海道ではまとまった降雪があった。
しかし、土曜日は午後から予定が入っていたので、プレオープンの黒岳まで遠征する時間が取れない。
積雪深のデータを見ていると、テイネでも中々強い降雪があったようなので、朝のスキマ時間を使ってテイネで朝活をしてきました。

シーズンインを待ちわびていた人たちが、朝も早よから集結してました。

麓でもこの雪。
これだけあれば十分ですよ。

先行者のトレースは、女子大から迂回路へ。
早く登って滑りたかったので、直登トレースを付けてショートカット。
というよりも、とにかくラッセルがしたかったのだ。
お久しぶりのラッセルが楽しすぎる。
自分で付けたトレースを登り返して女子大を4本滑ってきました。


朝イチはクリーミーな雪でやや重め。
最初はスピードがあまり乗らなかったけど、何本か滑って荒れてきた頃になると、板が走って楽しかった。
滑り終えたところで丁度9時過ぎ。
スキマ時間を有効に使えて満足ですねぇ。

そして、帰宅してからは自宅のリフォームに備えて片付けと事前準備などを。
食器棚をよけたりしてたら、裏側に隠れていた汚れた壁から昔懐かしのシールが出現。
多分、45年以上前のものですね。
この頃は、小樽駅のバスターミナルから、中央バスの日帰りツアーバスに乗って滑りに行ってたよなぁ。
昼食とリフト一日券が付いたやつで、まだ、お手軽な価格でスキーが出来た時代だったよね。

2025年11月3日月曜日

2025.11.3 初冬でこの仕上がり!十勝岳で朝焼けライド

少しずつではあるが、順調に積雪が増えてきている、大雪山と十勝連峰エリア。
先週に引き続き、今週も十勝岳に向かう。
天気予報では、日の出直後の時間帯が一番雲量が少ないと予測。
この時間帯を狙って、朝焼けライドをしようと目論む。


今回は、以前からSNSで交流があった「Lodge Raven@斑尾の#ヤベー宿」のオーナーさんと合流。セッションする運びになった。
AM3:30の待ち合わせ時間にも快く承諾いただき、望岳台を出発。
テクテクと順調に登り、サンライズに合わせて稜線に到着。

ワクワクするような楽しい一日の始まりです。

ドローンで撮影していただけるという事なので、朝陽に向かって滑り込む映像を撮影。
朝陽でオレンジに染まった斜面に滑り込む最高のシチュエーション。
登り返しながら、良さそうなラインを観察。
次はあのライン、その次はあそこを滑ろうか。
初見なのに、話が尽きない。
雲量が少ないうちに、このエリアを二人で食い散らかしてやりました。

反対側のボウルに滑り込むころには、ガスが湧いてきた。
こちら側は少々視界が良くなくて、ガリガリ急斜面ですが、ヤベー人からは反対意見もないので、このままドロップ。
予定取り、お次の斜面を目指します。

スリバチ火口では、釜の中に雪を待ちわびていたジャンキーたちが集結していました。
色々な方に声を掛けられ、シーズンインの喜びを分かち合う。
shirogeくんも居たけどニアミスでしたね。
声が届く範囲には居たんだけどねー

まだまだ滑り足りない、ヤベー人と登り返して北向火口へ。
こちらは、今まで滑ったことが無いライン。
ドローンで斜面を確認してからドロップ。
画像で確認して事前情報があったので、アイスミックスの斜面でしたが、安心して滑り切ることが出来ました。

ボトムからこのままトラバースして戻っても詰まらないので、ヤベー人と登り返してもう一本滑ることにしました。

ガスが定期的に通り過ぎていく。
段々と晴れ間の間隔が少なくなってきた。
ガスが切れるタイミングを見計らい昭和火口斜面へドロップ。

滑りに貪欲、良い斜面、良い滑走を求めて山で遊ぶスタイルは共通ですね。
今回、沢山撮影もしていただき素敵な映像も残すことが出来ました。
Lodge Ravenのオーナーさんには本当に感謝!
また、一緒にセッション出来る機会を楽しみにしています。

下山後は、上富良野のカレー屋さん「ハピカリ」へ
美味しいスパイスカレーを食べながら、ハピカリさんとヤベー人にも共通の友人がいらっしゃって、スキー談議に花が咲く楽しい時間を過ごすことが出来ました。

2025年10月25日土曜日

2025.10.25十勝岳にてシーズンイン


大雪山や十勝連峰の山々に冠雪の便りが届いてからは、毎日気象情報と睨めっこ。
十勝岳の避難小屋でも20cm越えの積雪を観測しているし、これはイケるな。。と

週末の天気も、土曜日の午前中は晴れ予報。
コノエリアは少しでもガスってしまうと、楽しさ激減なので出来るだけ晴れた時に滑りたいのだ。

木曜日のうちに冬タイヤに履き替え、シーズンインの準備は整った。
クロスビーを走らせ、望岳台に向かう。
夕方には法事があるので、帰宅時間を考え、分刻みのスケジュールをプランニング。
AM3:30入山、日の出に合わせてドロップポイントに到着できるように行動。
時間が許す限りこのエリアを滑り倒してやろうと思っています。

目的の斜面は噴煙を含むガスで視界不良。
噴煙から外れた短い斜面で先ずは足慣らし。
滑走の感触を取り戻すべく慎重に滑る。

同じ所へ登り返して、長めの緩斜面を流してみます。
この辺で滑走の感覚が戻ってきた。
セーブしつつも、少しずつ限界値を解放しながら滑ってみることにしよう。

予報通り、風向きが南西に変わり噴煙がこちら向きになってきた。
代わりに目的の斜面のガスが抜けてきた。
稜線の向こうは、太陽の光が当たって輝いている。
急いで登り返す。
パーフェクト!
ピーカン!
最高のコンディションですよ。
地形を楽しみながら滑走。

登り返して、反対側のスティープな斜面へ
出だしは雪が薄かったので、エッジを立てない様に舐めるように加速してボウルをロングに滑走。
ボトムでも地形でポコジャンで遊んでみました。

軽く登り返して、スリバチ火口へ移動。
緩くて雪が溜まっている斜面は、前日のトラックが付いていました。
折角なので反対側のノートラック斜面へ。
ちょっとスティープなところで雪が繋がっているラインがあったので、そこへ向かってドロップ。
ボトムへ向かって落ちて行く感覚はたまらん。

お帰りのスロープでは、影に映る自分のスプレーを眺めながら滑走。
自分で言うのもなんですが、ご満悦できるシチュエーションを演出したなとw


天候もスケジュール管理も完璧。
最高の形でシーズンインが出来ました。
シーズン中もケガの無いように過ごしたいですね。

今シーズンもよろしくお願いいたします。