2017年6月11日日曜日

XLR250R ダンロップD604を装着 バルブステムシール交換&エンジン始動方法&ヘッドライト交換

夏シーズンに向けてXLR250Rの整備をしました。

今までは林道メインで遊んでいましたが、先シーズンから遠方の登山口までの長距離移動などに使い始めた為、XLR250Rのオンロード比率が増加。
なんといってもこのバイク、燃費の良さが魅力的なのよ。
そこで今回は、トレール用オンロードタイヤ 
D604にタイヤを組み換えしました。
タイヤサイズ(前)3.00-21-4PR タイヤサイズ(後)4.60-18-4PR

タイヤレバーを使ってバラしながら前後セットを組み替え。
バラしたついでに普段手の届かない所も整備。

点検していると、
フロントのディスクローターが磨り減ってペラペラの凹状になっている。
まるで教習所の二輪教習車のリヤブレーキディスクの様。。
安物ではあるが、新品のブレーキディスクとブレーキパットに交換。
ブレーキレバーのポジションも変わったのでついでに調整します。
古くなってボロボロになったグリップも新品に交換してリフレッシュ。
エンジンオイル交換も済ませてシーズンインです。

整備後は慣らし走行でそれぞれのパーツを馴染ませてきました。

D604は、当然の事ながら以前のオフロードタイヤと比べてオンロードでの倒し込み安定感が断然違います。
かなり深くバンクさせても安心のグリップ力を発揮して旋回していきます。
攻め込んで走ると、従来のセッティングではフロントサスの動きに多少の不安感が出ますが、ツーリングペースならそのままでも問題無し。

ダートの林道を走らせましたが、滑る事を前提に丁寧に走行すればフラットダート系なら問題なく行けます。
コーナーで倒し込んだ時のフロントの接地感が乏しいので安全マージンを残して走ればスライドした時にも対応できます。
さすがにマッドになると、タイヤブロックの引っ掛かりが無いので滑りだしたら止まりませんので注意が必要。
燃費も以前は32~33km/ℓだったのが、現在は37~38km/ℓに向上しました。

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それから数週間後、
暫くぶりにエンジンを掛けたら、始動直後にマフラーからの白煙を確認。
少し経つと白煙は見えなくなる。
オイル下がりの疑いがある現象なので、いつもお世話になっている北輪商会さんに診てもらいました。
ヘッド周りをバラして、バルブステムシールを交換。

外したステムシール↓
かなり劣化していた模様。。

新品のステムシールを組み込んだところ↓

その他にもバルブすり合わせ等の整備していただいたので、オーバーホール後は非常に調子良い。
ついでにチェーンも新品に交換しました。

これで、また安心して長距離を走ることができます。


-----------一年後----------------
ヘッドライトが古くなった為、レンズが曇って透明度が落ちてしまった。
林道を走ったりしているうちに樹木に当たったりしてひび割れもして、レンズ内に水が浸入するように。。
夜間に長距離を走ることが多くなったので、この状態では安全に走行できなくなってきた。
夜間走行をしていると、ぼんやりと明るいかなぁ。。って感じ。
路肩が見えなくてヒヤヒヤするのでスロー走行せざるを得ない。

ネットで5,000円程のマルチリフレクターヘッドライトを購入。
ランプはビス3本で止まっているだけ。
緑・青・白の三本線を繋ぎ直すだけの簡単作業。

交換後、ランプ周りに隙間テープを貼って後方への光漏れを防ぐ。
取付後、光軸を調整して作業完了。
試乗すると、明らかに以前より路面状況を把握しやすくなった。
これで夜間走行も安心よ。


-----------備忘録として XLR250Rのエンジン始動方法----------

XLR250Rは始動性の悪いエンジンです。
純正のキャブセッティングと構造が独特なのが一つの原因の様です。
過去には、何十回キックしても全然掛からない事が良くありました。
そこで、色々と調べてみた上で自分で試した結果、
ベストと思われるエンジン始動の儀式を記述しておきます。

あらかじめ、アイドリングを高めに設定しておく
・冷却時
1.キーをONにして、チョークをオフにしてアクセルもオフにしたまま数回(4~5回)空キック
2.間を開けずにチョークを全開にしてアクセルを10%くらい開け気味にしながらキックを一気に踏み降ろす。(大抵2~3回のキックでエンジンが掛かります。失敗した場合は、下記の「始動に失敗して掛からなくなったとき」の手順に切り替える)
3.エンジンが掛かったらチョークを半分くらい戻して、エンジンがストールしないようにアクセルで回転を維持しながら安定するまで待つ。エンジンの燃焼が安定してきたら少しずつチョークを戻してアクセルでエンジンがストールしない様に調節する。

エンジンが温まった後なら、チョークは全閉でアクセルを軽く20~30%の開度でキックを一気に踏み下ろせば、普通に数回のキックで始動してくれる。
(この時も失敗して掛からなくなった場合は、下記の「始動に失敗して掛からなくなったとき」の手順に切り替える)


・始動に失敗して掛からなくなったとき、
 転倒した後など上記の方法でもエンジンが掛からない場合。
1.チョークをOFFにして、燃料コックもOFFにする
2.アクセルを全開にしたまま、2~3回キック
3.エンジンが掛かったらアクセル調整でアイドリングを維持させながら、燃料コックをONにする

・エンジンが温まっている時や熱い時に、簡単に掛かるだろうと思って気を抜いてキックしたりして始動に失敗したとき。
その後、何度キックしても掛からない時は、アクセルを全開に固定して、気合を入れてキックを数回繰り返すとエンジンが掛かりますよ。

それでも掛からない場合は、一度諦めて「暫く放置」するのも有効な方法ですよ。

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