2023年1月7日土曜日

2023.1.7アバランチ族と行く厳冬期羊蹄山パウダーライド

アバランチ族の石ちゃん(@ishigami_hilife)から招集がかかった。
AM5時マッキモ駐車場に集合だ。

前日の調査で、山頂からバフバフのパウダーが溜まっているのを横目に、天候に翻弄され無念の下山をしたそうだ。
石ちゃんの無念を晴らすべく、我々は立ち上がり、厳冬期のヨーテイへアタック。
本日は晴れ予報。
シーズン中でも稀な当たり日なのは間違いない。

我々は集合時間前に駐車場でアバランチ族幹部の到着を待つ。
幹部が到着すると、駐車場に停めてあるクルマから信者たちが続々出てきて、彼の所に群がり情報交換を始める。
早朝にも関わらず熱心なヨーテイ信者が集合しているのだ。

我々はアラマンの作戦で、車両をデポして別のルートから登る事にした。
石ちゃんを解き放つと恐ろしいペースで登りだすので、常に彼をブロックしながら登ることが暗黙の了解となっている。
本日は次男のTOYをラッセル要員に招集。

しかし、先行者あり。
ラッセルは殆どなし。
途中までトレースを使わせてもらう。お陰で体力を温存できた。
先行者のトレースは素晴らしく、無駄なく標高を上げることが出来た。
この場を借りて感謝。

山頂が近づくと直登を始める。
オジサンたち。

雲も抜けてきて、外輪に到着する頃にはすっかり晴れ。
気持ちが高揚してきます。

TOYさんも羊蹄山初登頂。
3時間35分で登頂できた。
山頂には誰もいない、一番乗りだ。
アラマンの作戦は成功だ。

外輪を移動しながら斜面を観察。
マッキモ、七号の沢の方角は羊蹄山の両側から集まってきた雲が中腹に停滞している。
今回は、雪が溜まっていて雲が無く面ツルで良さげな留産のデカイ尾根を選択。
天気が良いうちに山頂からテイクオフだ!

尾根は広く、沢とは違ってデカイターンができる。
ノーストレス。出せる限りのスピードで滑走してみる。
標高差500mを一気に落とす。
言葉にならないくらい最高に気持ち良かった。
作戦が的中してニンマリ。万蔵さん。

ありがとう石ちゃん。
石ちゃんのお陰で、最高の雪を味わう事が出来ました。

人生初のヨーテイで、最高ヨーテイを経験してしまうとは、ラッキーなTOYさん。
これを基準にされると困るんですよ。
あとで、山の厳しさをキッチリと教育しておきますね。
お帰りオマケの尾根も雪が軽くてバフバフ。
気持ち良かった。

9時45分下山。
下山すると、駐車場は大変な事になっていました。

下山後は羊蹄山に雲が掛かり続けていました。
我々は、タイミング良く雲が抜けた短い時間に滑走出来たので運も良かったのだ。

石ちゃんの集合時間、アラマンの作戦、天候のタイミング。
全てが完璧だった。
スキー人生の中でも、思い出に残る一日となりました。

2023年1月4日水曜日

極寒のアトラクション斜面調査

まんぞうさんが、未調査エリアへ連れていってくれるというので、探検気分で森の中を進む。
気温はマイナス15℃以下。
とても寒い。しかも雪は深い。
ラッセルをしているとカラダは温まるが、汗をかく所まではいかない。
ラッセルを退くと一気にカラダが冷えていく。

ワタシ好みのエクストリーム斜面があるというのでワクワクしながら進むと、
現れましたよ、面白そうな斜面が。
ドロップポイントは何処もアトラクションだらけの遊園地。
下から眺めていると、「あそこイケそうじゃん!」とか強がって会話をするも、ドロップポイントに立って急斜面を覗き込むと、セーフティーに行こうかな。。
と、つい弱気になってしまうものなのです。

覗き込むとこんな感じ↓

しかし、頭のネジが数本抜けている万蔵さんは躊躇なくドロップ!
ピョーっと滑り降りていってしまった。

と、いう事はワタシもここを滑り降りなければ帰れない訳で。。
否応なしにワタシもドロップ~
しかし、一番良いところでGoproのバッテリーが落ちてしまった。

予備のバッテリーも持ってきていたけど、滑り出した後ではどうにも出来ない
別の斜面で予備のバッテリーを使用した時も、寒さですぐにバッテリーは落ちてしまった。
極寒時には寒さ対策をしないとダメですね。
ちなみに「7」なので少々古い機種。
ところが、旧型のSONYのアクションカムは、防水ケースに入れて低温の影響が少なかった為か、すべての滑走で撮影に使用してもバッテリーが落ちる事は無かった。
過去にも撮影で失敗することは少なくて、中々タフネスなカメラです。
バッテリー以外にも予備のカメラがあって助かりました。

メインディッシュ斜面、急なのは出だしの部分だけ。

あとは勢いで滑り降りることが出来ます。
このほかにも2本滑って調査完了。

とにかく今日は寒い寒い一日でした。

2023年1月2日月曜日

2023.1.2幌平山パウダースキー

せっかくの正月休みも天候が良くない日ばかり。
特に今日の予報は暴風雪。
平野部の道路は猛吹雪。
ホワイトアウトで何も見えない危険な状態。

我々は嵐から逃れて支笏湖の低山へ向かった。
雪の少ないこのエリアだが、この時期にしては早い段階で積雪があり、昨夜からの降雪でハイシーズン並みに仕上がっていた。

9時頃到着。
人気スポットだけあって、駐車スペースはほぼ満車。
風は穏やか、陽射しもある。
地獄の様な日本海側とは対照的だ。

登山者が多く、滑走目的の人は少なかった。
山麓は、鹿のトレースでギタギタ。

湖はキラキラと幻想的に輝いている。

湖に向かって飛び込んで行く感覚。
このロケーションがとても気持ち良い。


このエリアが仕上がってくれると、荒天時の選択肢が増えて助かります。

2023年1月1日日曜日

2023年一発目は森の中のシュートで滑り初め

正月、元旦。
意外と何もやる事無いのよね。
大晦日のアレでお疲れな家族。午前中は寝てらっしゃる。
家のなかでゴロゴロしているのも勿体ないので近郊の山へ。

誰もいない静かな森の中を散歩して、ドロップポイントへ。
風雪予報で期待していなかったけど、青空も見えて視界も良い。

藪を掻き分けオープンバーンに出るとバフバフのパウダー。
これは良いコンディションだ。
滑り落ちて行くと、徐々に狭くなって、ピリリとしたツリーのトンネルを潜り抜けるようなシュートへと変化して行く。

アドレナリンが出て最高に気持ち良かった。
秘密のシュートは、ここ数年のなかでも中々良い仕上がり具合でした。