2023年12月30日土曜日

2023.12.30毎日リセットされる豪雪地帯のバフバフパウダースキー

ようやく仕事が納まった。
さて明日は何処に滑りに行くのでしょうかね。
一足早く年末スキーを満喫しているまんぞうさん達に連絡を取ると、新規開拓を行ったところで大当たりだった模様。
二連チャンで行っても良いくらいだと言うので、お言葉に甘えてアテンドをお願い。

ココは豪雪地帯だ。
前日のトレースは薄っすら。既に消えかけている。
一晩で20cm以上雪が降り積もっていた。
標高が上がると、普通にラッセル状態。
風も弱く、しんしんと雪が降り続けている。

ここのエリアは、意外と広くて斜面も選び放題。
地形やアイテムがあって、色々と面白い。

今回は、あまり予習せずにこのエリアへ足を踏み入れてしまったので、慎重に滑った。
この深い雪で滑走中に逸れてしまったら面倒だ。
標高差300m斜面を登り返して2本。
おまけのデザート斜面を1本。


滑走すると、巻き上げた雪の圧力を体の前面で感じることが出来る、とても深いパウダースノーでした。
まだまだ、ホッカイドウには未知なるハゲ斜面が沢山存在するのですね。
勉強になりました。

2023年12月24日日曜日

2023.12.24 バッフバフ尻別岳

アーリーシーズンには定番の尻別岳。
本格的にシーズンインすると、大量のYouたちが投下されて我々が入り込む余地がなくなってしまいますから。。
熟す前の青い果実を頂いちゃいましょうね。

天気も良好。
目的の斜面は既に仕上がっている。
前日までの下地の上にバフバフのパウダースノーが積もっている。
ラッセルは深いが、本日は屈強なオッサンがいるので心配なし。
いつもの愉快なオジサンたちに@kashima_toursさんが加わってラッセルを交代しながら進む。

深い雪はバランスを崩すと命取りである。
アリ地獄の如く埋まって行く。
しかし、誰も助けようとはしない。
パパラッチおじさんが笑いながらシャッターを切るだけなのよ。
 
朝のうちは晴れていたけど、次第に曇ってきてしまった。
薄日が差してくる瞬間を狙ってドロップ。
ここは凹凸が多いウネウネ斜面。
斜面の凹凸が見えないと全く楽しめないですからね。

一本目は曇り。斜面は見渡せる感じ。
二本目は、光りが差す斜面を思い切りノーストレスで滑る事が出来た。
もう、雪は最高。ウネウネも丁度良いサイズだ。
斜面は貸し切り。
バッフバフでした。

2023年12月16日土曜日

2023.12.16 初冬の大雪山黒岳 山麓から登ってこその山スキー

さて、大荒れかも。。の週末天気。
どうしたものか。。
天気予報を見ていると、土曜日の朝8時から9時に大雪山付近が一瞬雲が薄くなりそうな感じ。
低山でも良いけど、ロングに滑りたい気分なのでワンチャンスで良いから標高の高い山を目指すことにします。
となると、全体的にまだ積雪は不十分なので選択肢は無難な旭岳か黒岳。
前日まで西風が強かったので、風の影響が少ない黒岳へ。
午前8時ピーク着ということは、必然的にお楽しみのナイトハイクですね。

層雲峡の積雪は38cm。
前半の登山道は、藪漕ぎフルラッセルになる事間違いなしなので、用心して早めの2時過ぎに入山。

予測通り、薄雪の急登に手間取り、最初の壁を乗り越えるまで1時間半近く掛かってしまった。
ヘッデンの明かり頼りで、倒木に阻まれた時に何度か選択ミスしてしまった。
帰る時に見渡したら何てことない場所だったんだけどね。
何てことない所でも、アタマを使うのでナイトハイクは楽しい、という事ですね。笑

6時に7合目まで辿り着いた。
ここで朝食。
リフト降り場からは、山頂に向かって前日のトレースが残っていた。
ラッキー!こりゃ楽ちん。トレースを利用させてもらって体力温存じゃ。

しかしこのトレース、横にばかり進んでジグを切っているだけで、標高が全然上がらないヤツでした。残念。
2ジグでこのトレースとはお別れして、山頂までフルラッセル直登トレースを付けてあげますかね。



予報通り雲も薄くなってきた、お日様が見えて周囲も明るい。

前半で体力を消耗したせいか、ペースが上がらず何とか目標通りの8時前に山頂到着。
ホントは、もうちょっと余裕も持って山頂に着きたかった。

まねき岩シュートが下まで良く見える。
今日の天候は不安定、午後になると崩れてくる。
視界が良いうちにドロップしますよ。

山頂付近はややパック気味でしたが、下地は柔らかくゲレンデを滑ってるみたいで快適。
ボトムまで下りず、横にトラバースして7合目上部の斜面をパウダーライド。
スキー場を通り抜け、これから滑りに行くのであろうスキーヤーやスノーボーダーを横目に、颯爽と滑り降りて行く優越感を味わいました。
そして核心部、登山道の藪漕ぎジェットコースターへ突入。

今まで明るい時にしか、この登山道を下山してきた事が無かったので景色が新鮮でした。

最後の壁はウッドレールも多数。
ジブ好きには、たまらんですな。
9時過ぎに下山。
視界が有る中で滑る事が出来て、何とか予定通りに事が進んで良かった。

2週間ぶりの山スキー。
少しでも油断をすると、すぐに衰えて行く体力を何とかしたいですな。。


2023年12月2日土曜日

2023.12.2 放射冷却で極寒の旭岳で朝焼けライド

 本日の予報では、標高の高い山でも風が弱く午前中は晴れそう。
どうせ晴れるのは午前中限定だし、まだ雪も多くなくて滑走斜面も限られている。
ご来光狙いで旭岳へ。

ラッセルもあるだろうと思い、チョイと早めに出発。
月明りで周囲は明るく、状況も把握しやすかった。
更に、前日のトレースあり。
ラッキー。これは楽ちん出来そうです。
外気温は、だいたいマイナス20℃。(暗いと老眼で温度計のメモリが良く見えない笑)
早く着きすぎちゃうと、凍えてしまうので冷えず汗かかぬよう体温を調節しながらのんびり進みます。

星空を眺めメルヘンチックに歩いていたら、第二天女ケ原の入り口でトレース終了。
前日の入山者は深いラッセルにここで引き返した模様。
ここから、ソロのフルラッセル。
時間調節でゆっくり歩いてきたのに、深いラッセルでスピードダウン。
参ったね笑
ご来光に間に合うかなぁ。。

月明りで旭岳の山頂も見えていたのに、石室を過ぎ6合~7合目でガスって見えなくなってしまった。
ここでガスるとモチベーションが下がる。
何せご来光を見れなければ、ナイトハイクしてきた意味が無くなるのよ。
見上げると、お月様が薄っすら見えるので、山頂晴れの雲海であることを期待して歩みを進めます。

金庫岩付近まで登ると東の空が明るくなってきた。
なかなか良い色合いだ。

山頂がピンクに染まる。

ご来光。
何度見ても、ここから眺める日の出は美しい。
来た甲斐がありました。

しかし、今日は風が弱くても極寒の世界。
山頂も相変わらずマイナス22℃(明るくなり温度計が読めた。)
黙っていると体温が奪われてゆく。
サッサと雪が溜まっている裏旭岳の方へドロップ。
風の影響を受けてややパック気味ですが、雪面は柔らかいので案外気持ち良く滑走できました。

登り返して、地獄谷へ。
寒いので、最短距離で下山したいのです。
表側はガスが充満している。

朝陽を受けてブロッケン。

雪付きも良くないので、滑りは捨てて細いラインの下見を。
ガリガリ慎重に下ります。

石室前の雪は気持ち良かったですね。

スキー場コースは、まだまだ雪が少なかったです。
笹は埋まってますが、藪がまだポヤポヤ生えていて滑走には邪魔な感じでした。