夏でも刺激を味わえる芦別岳。
旧道からアドベンチャー気分でハイキング。
登山道はやや不明瞭で藪漕ぎ系だが、要所に目印があるので迷うことはない。
ユーフレ川沿いを進む、道が荒れているので谷底に引き込まれそうになる。
初っ端からワクワクさせてくれるじゃないか。
いつもなら、こんなアップダウンが多いと嫌になるところだけど、
今日は何故かこの起伏のあるルートが楽しくてたまらない。
谷間でも、切り立った景色とアトラクションを楽しみながら進むので飽きが来ない。
ユーフレ分岐から北尾根に向かって沢伝いに登る。
ザリガニくんが私を迎えてくれた。
これ、ニホンザリガニかなぁ。
高度を上げて北尾根に出ると、夫婦岩がお目見え。
そして1579を過ぎると、エクストリーミーな地形になってくる。
スリル満点で景色も素晴らしい。
芦別岳もこちら側から見る方が尖がっていてカッコいい。
本谷とAルンゼを望めるポイント。
冬にここを滑った時と、全然斜度が違うようにみえる。崖みたいやんけ。
1579を過ぎたところにあるポコを越えると、熊の掘り返しの跡やフンがあちこちにある。
ポコを越えて振り返ったところ↓
この写真を撮って振り向いた時、耳を澄ますと近くでクマの荒い鼻息の音がする。
マジかぁ!やっぱり熊いるんだぁ。一気に緊張感が増す。
音は近いが藪に隠れていて姿は見えない。
平静を保ちながらそのまま進む。
元々彼らの住処なのだろうが申し訳ないけど通らせてもらう。
細尾根のアトラクションより何よりもこの時が一番緊張した。
少し進むと本谷の底が見えた。
まだ雪がありますよ。誰か一緒にスキーしませんか。
芦別岳まであともう少し。
ここまで、熊以外とは他の誰とも会わなかった。
やっぱりマイナールートはいいねぇ。
マイナールートの静けさと充実感に浸りながら山頂へ近づく。
はて、目を凝らすと沢山人がいる。。
結構時間をかけて登ってきたからなぁ。
10時半だし人が混む時間帯なのも仕方無いですな。
山頂で休憩していたら、熊の親子を発見。
こちらは距離があるので心配なし。
本日のクマさん出没地図↓
クマさん、旧道には確実にいますね。
新道も、ソロの時は注意した方が良いですね。
13時半に下山。この山はステキな所です。
旧道の刺激を味わうと、新道は物足りなくなっちゃうね。