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2025年4月5日土曜日

2025.4.5オプタテシケ山爆裂沢 ミラクルパウダー

 数年ぶりにオプタテシケ山へ。

先シーズンは時季が遅くて、融雪が進んでしまっていて断念したオプタテシケ山。
雪があるうちに滑っておこうと思い、4月上旬のこの時季にしてみました。
当初の予定は北西斜面を滑ろうと思っていたので、白金温泉側から入山。
森林の中を歩いていると、サラサラの新雪が積もっている。
風の影響も少なかったようだ。

今回はソロ。ひたすらラッセル。
距離があるので、マイペースで進む。

10時前後に晴れる予報を信じて、標高を上げて行く。
風上側は上昇気流にのってガスが湧いている。
これだと、斜面を観察しながら登る予定が狂ってしまう。
全く斜面を観察することが出来ず、稜線近くまで登った。
雪は溜まっているのに、残念。

ガスが少し抜けてきて、予報通り晴れそうな感じだ。

何とか晴れてくれぃ。
と、祈りながら登ったけど、北西側はガスがモクモクしていて抜ける気配がない。

諦めつつ稜線に出ると、爆裂沢がドーン!
新雪が溜まったメンツルの斜面が輝いていた。
南東側は下降気流となっていて、ガスが切れて晴れている。
トノカリ側からも、登ってきている人はいない。
このエリアには誰もいない。完全貸し切りだ。
ここを滑り降りたら、登り返さなければならない。
しかし、この天国のような斜面を滑らずに、このまま地獄のような北西斜面を降りてしまうのは勿体ない。
少し悩んだ挙句、滑り降りることにした。
今の体力なら、登り返しも何とかなるだろう。
この魅力的な斜面を豪快に滑り込んでみたい欲求に負けてしまった。
滑り出しは雪崩も考慮しつつ慎重に。
シュートから先は、一気に加速してMAXスピードで滑り降りる。
アドレナリンも全開だ。

もう、最高でした。
赴くまま沢の底まで滑り込みました。
デブリ痕もなく最後までツルんと、していました。
このコンディションで滑らなかったら後悔していたと思う。

10km以上歩いたあとに、標高差800mを登り返す。
これは、かなりキツい。
ここは無理しないでゆっくり登り返すようにした。
過去に、私以外にも上り返した強者がいるんだろうな、と思いながら自分を励ます。
1700mまで登り返したところで、予報通り曇ってきてホワイトアウト。
爆風と視界不良で稜線の手前付近で苦労した。
岩場とガリガリとシュカブラ慎重にルート取りをする。
稜線に出ても視界が無いので平衡感覚が奪われる。
迷わないようにGPSで確認しながら反対側へ乗り越す。
北西斜面は1500mまでデラがけで安全下山。

視界が開けたところで、残りのプチパウダー斜面で少し遊びました。

往復24km。久々のロング。
遊びきったな、と。
ソロで極マイペースでいけたからこそ、出来た山行かもしれませんね。


2022年2月11日金曜日

2022.2.11オプタテシケ山爆裂沢パウダースキー

 ヘッデンを点けて夜明け前AM4時過ぎに出発。
前日のトレースが残っており楽チンハイク。
気温はマイナス23度。着込んで歩いても全く汗をかかない。
いや、むしろ寒いくらいだ。

夜明けと共にピンクに染まるオプタテシケ山がドーンと姿を現す。
この時間、既に山頂の上に先行者が立っている。。
@makochan009さんだ。この人も相当な変態です。

うさぎさん

後半は我慢できず、前日のトレースを外れて直登を始めるオジサン。

5時間かけて我々も山頂に到着。

まあ、とにかく景色が良くて素晴らしい!
癒されまくりです。

記念撮影していただきました。

雪が降っていないので、前日のトラックが残っていますが、広い斜面なんで気になりません。
下部はデブリ跡でガタガタしていますが、気にしてはいけません。
上部は安定していて良い雪が保存されています。

第二エアを飛ぶのを忘れたので減点ライドでしたね。

下山後はトムラウシ温泉へ。
とても良い湯。冷えた体に温泉のお湯がキマります。

2020年3月7日土曜日

オプタテシケ山 爆裂沢

快晴!無風!無音のオプタテシケ山へ。

金曜日、仕事が終わってから真っすぐ山へ向かう。
しかし、訳あって旭川経由で現地入り。
中途半端な時間に到着したが、とりあえず私が一番乗り。
アラマンとイマムを待ちつつ仮眠をとる。
しかし、中途半端な時間で起きてしまい、それから目が覚めてしまった。
気付くと、一台クルマが増えていて、その方は先に入山された様だ。
携帯電話も圏外だし、待ち合わせ時間の確認も出来ない状態なので、チョイと先に抜け駆けしてAM3:40に出発。

先行者の姿は見えない。
ラッセルをしながらガシガシ進んでいるようだ。
有難くトレース泥棒をさせていただきます。

夜が明け、雨量観測所まで進むとオプタテシケ山が朝日を浴びて輝いていた。

登りやすいトレースだった。
結局、先行者には追い付けず。
強靭な脚の持ち主だ。
山頂で待っていた先行者は、インスタやSNS上で交流している makochan009さんでした。
ロングラッセルありがとうございます!

更に山頂で待っていると、やって来ました。
6時に出発して、10時に山頂到着。
二人の変態オジサン。
滑りもキチガイなら、登りもキチガイです。
走って登って来たんかい!
別行動でのんびり登っていて正解でした。

山頂は快晴無風。
今まで何度か訪れているけど、こんなに平和な山頂は初めてです。

それでは最近、道産子エクストリームライダーの中で人気のスポットとなっている爆裂沢へ。
下部は、小さく波打った硬いデブリ痕が残っていて、ぶっ飛ばされてしまいましたが、メインディッシュは最高の雪が溜まっていて気持ち良かった~!


満足満足!
ごちそうさまでした。
いままで、もっと遠い山だと思って避けていたけど、今回来てみて親近感が増しました。
この次は、違うラインを狙ってみたいですな。

2019年4月29日月曜日

オプタテシケ北西シュート入門編

GW二日目は、オプタテシケ。
白金温泉側から4時半に出発。
ほぼ平坦。
いや、後半に少しビミョーに下っている林道を時々ショートカットしながら進む。
少し下っているという事は、帰りは少し登りになるという事か。。
出来れば、帰りは通りたくない。

約1時間40分。5.6km程進んだ所から林道を外れオプタテシケに向かって直登!
グリップを効かせてガシガシ登ります。

北西側のシュート群。
どれもこれも極悪な面構えをしております。

9時。ドロップポイント到着。
滑走目的なので、山頂へは行きません。
すぐそこに山頂が見えるだけで満足なのです。

美瑛岳と美瑛富士。
裏側もそのうち滑ってみたいですな。

ドロップ出来そうな所を探して覗き込むが、どのシュートも板を引っ掛けて滑落しそう。
狙い目のシュートはキケンなのでやめておきます。
無理はせず、次回までの宿題にしましょう。
今日は、このコンディションでも安全に行けそうな所からドロップ。


今回は色々と収穫があった。
まだまだ沢山のシュートがあるので、本日のところは入門編ということで再訪を楽しみに下山。

帰りは、ロングトラバーでゆっくり下りながらクルマを停めている場所へ11時に帰還。

以外と楽チンだった。

2017年9月16日土曜日

紅葉のオプタテシケ山ハイク 望岳台からピストン

今日はタップリ歩いちゃるで~

4時20分、前乗りして宿泊している登山者を尻目に暗闇の中、望岳台を出発。

雲の平、次第に明るくなってくる。

大雪では紅葉が見ごろだっていうのに
美瑛岳の表側は、ほとんど緑色で味気ない。
美瑛岳を回り込むと、美瑛富士がお目見え。
標高差も少なく横移動なのでサクサク歩みが進む。
以前、冬に来たときはガスで視界が無い中、GPSと地図だけを頼りに登って景色を楽しむ暇も無かった。今回は景色を楽しみながらなので飽きが来ない。

美瑛岳の裏側に出ると美しい紅葉を眺めることが出来た。
表と裏では植生が違うのね。
ここまで往路は他の登山者とも会わなかった。
静かでとても清々しい。立ち止まると無音の世界。とても贅沢だ。

十勝平野側は雲海で埋め尽くされていた。

ベベツの北西エクストリーム斜面

8時45分オプタテシケ山に到着。
今日は、殆ど休憩はせず一定のペースで歩いてみた。
貸し切りの山頂で休憩してから折り返す。
暫く下ると、数名の登山者とスライドした。
雲も切れてきて、景色が良くなってきた。

大した傾斜でもないのに無駄にジグが多い登山道
十勝岳エリアは冬も緩斜面にスーパージグが出現する。
もしかして、このエリアのスーパージグは夏道のジグが原因なのかね。

13時20分望岳台に到着。今日は往復23km。
タップリ歩くことが出来て満足。体力的にはまだイケそうだった。
しかし下山後、魔法の靴を脱いだら、いつもの様に自立歩行が困難な状態に戻ってしまうんだなぁ。
そして、駐車場は満車、路上駐車するほど多くのクルマで賑わっていた。