2019年2月3日日曜日

尻別岳南斜面 嵐の後の斜面には雪崩のキケンが潜んでいる

前日からの嵐が収まり天候が回復した尻別岳へ
7時過ぎに出発、南斜面を目指す。
目的の斜面に取り付くと朝早く入山したスノーボーダー2名がドロップ。
気持ち良さそうに降りてくる。
その前に滑ったスキーヤーのトラックも一本。

8時半、我々もドロップポイントに到着。
準備を済ませ、仲間が滑走。
とても気持ち良さそうだ。
続いて私が2番目にドロップ。

ところが滑りだした直後、足元の雪面に亀裂が走り一気に伝搬して崩れた。
マズイと思い、咄嗟に流れと反対の尾根側へ回避。
発生直後はすぐに流れが収束すると思って一度流れから外れたところで止まって様子を見ようと思った。

しかし、雪崩による亀裂が回避した足元にも伝搬して大きく崩れ始めたので、一気に滑り降りて回避。
雪煙はあっという間に大きくなり、流れは加速していった。

今回、運良く誰も雪崩に巻き込まれる事は無く無事であった。
怪我人も無し。

数人滑走した後でも油断は禁物。
条件が揃えば雪崩は発生します。

嵐の直後は特に注意しないといけませんね。

雪山で遊ぶときは、心の片隅に雪崩の危険性が潜んでいることを忘れずに。。
と、改めて自分に言い聞かせる。

4 件のコメント:

  1. 初めまして!北海道雪崩研究会の吉成です。貴重な雪崩情報ありがとうございます。参考にさせていただきますので、お手数ですが下記サイトに書き込みお願いします。
    http://kenkyu.h-nadare.com/?page_id=612
    現場は夏尾根頭からピークに向かう南斜面ですか?

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    1. 吉成様。初めまして。友人から吉成様のお話を時々伺っております。雪崩発生場所はご指摘の通りの南斜面です。アンケートに記入いたしました。微力ながらお役に立てれば幸いです。

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  2. 早速ありがとうございます。別途お聞きすることがあると思いますのでよろしくお願いします。gmailにメールしたのですがエラーになりました。

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    1. 入力したアドレスを確認しましたが、正しいアドレスでしたのでエラーの原因は不明ですね。お知り合いのいまむさんからも詳しくお話を聞くことが出来ると思いますよ。

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