2022年11月5日土曜日

2022.11.5 十勝岳昭和火口尾根で初滑り

シーズンインしました。

天候いまいちの土曜日。
それでも、爆風予報の日曜日よりはマシかと思い、望岳台へ向かう。
やっぱり白銀の世界はイイですね。
空気が澄んで清々しい気分。

とはいえ、まだまだ雪は少ないのでシートラでテクテク。

岩場を越え尾根に出ると少し雪が溜まっていました。

視界も良いので、この辺でひと滑り。

見上げると、少し晴れてきたので登り返してみます。

スリバチ火口まで登ったら、奥の方には面ツル斜面がチラリ。
欲を出して進みます。
しかし、晴れ間もつかの間。
すぐにガスってしまいました。
ガスに混じって、モノ本の濃いめの火山ガスも西風にのってモロ直撃。

オープンバーンは諦め、最初のスロープへ戻ります。
こちらは視界があるので、安心して滑れました。

とりあえず、シーズンインしましたけど、今日はチョット物足りなかったかな。

ちなみに、二本め滑り出した時にGoProのバッテリーが落ちてしまった。
それほど気温も低くなかったし満充電にしてきたのになぁ。
ハイシーズンにむけてカメラ&バッテリーはどうしようかな。。
要検討ですなぁ。
本格シーズン前に装備のチェックも出来たし良しとしましょう。

2022年9月10日土曜日

大雪山 層雲峡からクチャンベツ1DAYハイク

雄大なるカムイミンタラをお腹いっぱいいただきます企画。
夏山は基本ソロ行動なので、どうしても出発した登山口に停めてあるクルマへ戻るパターンが殆どなのですが、思う存分一日かけて縦走したい欲求が。
大雪山は周回するのも良いし、目的地まで足を延ばしてピストンするのも良い。
でも欲を言えば、大雪山ほどのでかいエリアを満喫するには縦走するのが一番だと思うのです。きっと、テン泊の方が自由が効くし行動範囲も広がり楽しいのでしょうけど、わたくしテン泊装備を持ち合わせておりませんので必然的に日帰りで縦走可能なルートを選択する事となるのです。
とはいえ、己の行動可能な距離からルートを色々と考えるのも楽しいものです。
そんな訳でソロで縦走出来そうな、層雲峡からクチャンベツまでの1DAYハイクを実践してみました。

仕事が終わってから、そそくさと準備をしてクルマに自転車を積み込んで大雪山へ直行。
とりあえず、先にクチャンベツ登山口駐車場に自転車をデポ。
すぐに引き返して層雲峡公共駐車場に自家用車を駐車します。
AM2:30黒岳登山口より入山。
暗闇を登っていると、数えきれないくらい沢山のシカから歓迎を受けながら進む。
喧しいくらいの鳴き声でしつこく歓迎してくれました。

八合目まで登ったところで、ご来光。
とても穏やか、良い一日になりそうだ。

お馴染みのまねき岩。
朝陽を浴びて紅葉が鮮やかだ。
この後、ロープウェイの運行開始とともに沢山の登山者で賑わうことでしょう。
先は長いので、この辺はスローペースで登ります。

黒岳を越えると、ここからは天国ハイクの始まり。
どこまでも続く雄大なカムイミンタラを眺めながら歩くのは楽しい。

北海沢を過ぎたところで小鳥たちが戯れていた。
ワタシが通りがかっても、小鳥たちは1~2mの距離に近づいても全然逃げない。
携帯で撮ったんですけど、望遠で撮ったかのような鮮明さですよ。
ギンザンマシコかな。

この辺までは、まだ朝の早い時間帯なので、人は少ないですね。
貸し切り気分でのんびりと自分のペースで歩くことが出来るので幸せで贅沢な気分ですねぇ。
北海岳は、AM7時到着。

北海岳を過ぎてから、白雲分岐へ向かいます。
白雲岳手前のコル。
綿毛の絨毯の向こうにトムラウシが見える。

白雲分岐を過ぎると、小屋までの区間はスライドする人が増えてきた。
皆、ニコニコしながら挨拶してくれる。
今日は最高のコンディションですものねぇ。
皆、幸せそうです。
白雲避難小屋を過ぎると、一気に登山者が少なくなる。
とは言え、遥か彼方まで見渡せるので、1km以上先の方にいる先行者2名は確認出来る。

高根ヶ原は平坦で見晴らしが良い分、遠くに見える忠別岳が中々近づいてこない。
時々獣臭がするエリアを通過するとヒグマのフンが落ちていたりしたけど、その姿を見る事は無かった。

絶景を楽しみながら歩いていると、いつの間にか結構進んできました。
振り返ると表大雪の山々が遠くに見える。
はぇ~。すんばらしい景色だにゃ~
あの向こう側から歩いてきたんだね~
もう、この上ない絶景ですね。
久しぶりに何とも言えない感情がこみ上げてきます。
心が洗われますなぁ。
社会のしがらみから解放されて、ずーっとここに佇んでいたい欲求に駆られますね。

高根ヶ原は、ほぼ脳ミソの中は空っぽ、何も考えず景色を楽しみながらボーっとしながら歩いていました。
そうこうしているうちに、忠別沼が見えてきましたよ。
気付けば、目的の山はすぐそこです。

11時過ぎ、忠別岳到着。
ここで栄養補給。少し休憩します。
ここまで20km。
アップダウンの少ない平坦なトレイルに、抑えめなペースで来たので疲労感は少ない。

残り15km。まだまだ行けますよ。
と、強がってみる。。
五色岳まで4km。
こうして見てみると目視できる分、中々の距離感ですねぇ。
それでも、無理はせずテクテク進みます。

12時半に五色岳到着。
だいたい予定通りですね。
ここの分岐には人が沢山いました。

ここから先は、クチャンベツまでほぼ下り。
石狩岳やニペ、トムラウシなどの山を眺めながら、天国へ向かうような気分で木道を進みます。
沼の原までは木道区間が多い。
膝への負担を少なく歩くことが出来るので、山行の終盤になりつつも良いペースで歩けました。
ヒザの関節痛も出る事無く済んでホッ。
沼の原に到着。
ここまで来たら、もうゴールしちゃった気分です。
まだ4~5kmほど残っているんですけどね。
ここまで、ずーっとピーカン。
ずーっと大雪山の景色を余すことなく眺めることが出来たので幸せでたまらんですなぁ。
さすが、カムイミンタラ。

最後は、クチャンベツまで惰性で下ってPM4時、登山口にゴール!
本日の山行距離35km。長かったですねぇ。

で、これで終わりではなく、新たな出発の時なのです。。
木陰にデポしておいた自転車を引っ張り出しますよ。

ここから層雲峡まで30kmのサイクリング。
長めのダートも楽しみつつチンタラと下ります。

PM6時過ぎ層雲峡駐車場に到着。
気温が下がり(13℃くらい)、下っている時は結構寒かった!
層雲峡に到着後は、「黒岳の湯」で体を温めて復活。

たっぷりと一日、大雪山を満喫することができました。

自分にとって、思い出に残る山行になりましたね。
これで、表大雪ルートは全て繋がったので、残るはトムラウシ~オプタテシケ間のルートを歩いてみたいですね。

2022年6月18日土曜日

2022.6.19大雪山東岳残雪スキー 銀泉台から

 いつものように第一雪渓下の駐車スペースからスタート。
早朝一番乗り、まだ誰も来ていない。
マイペースでのんびり行きましょう。

天候は穏やか。
雲の切れ間から光が差し込む。

コマクサ平ではシマリスさんが私を出迎えてくれた。
うーん、カワイイなぁ。

第三雪渓中央部は、縦溝が深い。
今年は左側に雪が溜まっているなぁ。
ホロイシカリ二股北側沢下部に向かっては、雪渓が切れているので藪漕ぎ必須です。
ココの藪漕ぎは短いながらも面倒くさいので、いつものメイン沢へ向かいましょう。

上部はフラットで縦溝も浅く、良いコンディション。
喉から先は縦溝が深くなり、難易度が高い滑走を強いられる。

ドロップポイントでのんびりしてたら、お知り合いがひょっこり現れる。
折角なのでセッションしましょう。
偶然ですが、次男のTOYさんが務めている職場の上司だそう。
これは屈強なオジサン間違いなしなので、先行してもらってツボ脚トレースを利用させていただきますよ。
あー楽ちん、楽ちん。ごっつぁんです!

ホレ、後輩さんも付いていらっしゃい。
滑りが楽しい斜面は、登り返しがキツイのよ。
滑った分の標高差400mの登り返しです。ニヤニヤ。

登り返した後は、お帰りの第三雪渓と第一雪渓で遊んで帰りましょう。
第三雪渓でもお知り合いとバッタリ遭遇。
雪を求めてやってきたマニアックな方々で賑わっておりました。

気持ち、いつもより残雪が少なめでしたが、いつも通り楽しめましたよ。

この時期に大斜面で残雪滑走できるなんて何ともありがたい!
LOVE大雪山。

2022年6月11日土曜日

2022.6.11大雪山高原温泉から高原沼壁 残雪スキー&ポンドスキム

恒例の大雪高原温泉から入山できる、お手軽残雪スキーの時期がやってまいりましたね。

冬期通行止めが解除されたので、早速滑りに行ってきました。
北海道は気圧の谷の中に入っているため、この週末も天候が思わしくない。
不安定な天気予報だ。
それでも、気象データを見ると大雪山付近は早朝から10時ころまで、晴れスポットに囲まれそうだったので、AM4時に高原温泉から入山。
駐車場には私以外誰もいない。。
時間が早すぎたか。
こりゃ、あのデカいエリアを貸し切りですな!

いつも通り、雪がチラホラ残る登山道を進む。

ヤンベタップ川を渡り、分岐からのぞき地獄の先へ少し登ると雪が繋がるので、そこからはシールで進みます。

いつもながら、森の中の雪渓は迷路っぽく繋がっているので、ルートを選びながら進むのが面白い。

1時間半で壁の前に到着。
お手軽ですなー

高原沼の水はエメラルドブルーで綺麗。

壁の上部に登る。
手前でパックリ割れているので、上から滑れない。
いや、滑れないことは無いが、割れ目を飛び越えた後にスピードを制御する自信は無い。。

ということで、ここからドロップ。
縦溝が深くなってきているけど、雪が緩んでいたお陰で何とか滑れました。
滑り終えた後は、沼でポンドスキム。
水が冷たくて気持ちエェ~わ。

いつもは賑わっているこのエリアも、今日はワタシだけ。
折角なので、ココでのんびりしましょう。

天気は読み通り、晴れているうちに遊べたので満足よ。

雨が降る前に下山しましょうね。