2023年12月16日土曜日

2023.12.16 初冬の大雪山黒岳 山麓から登ってこその山スキー

さて、大荒れかも。。の週末天気。
どうしたものか。。
天気予報を見ていると、土曜日の朝8時から9時に大雪山付近が一瞬雲が薄くなりそうな感じ。
低山でも良いけど、ロングに滑りたい気分なのでワンチャンスで良いから標高の高い山を目指すことにします。
となると、全体的にまだ積雪は不十分なので選択肢は無難な旭岳か黒岳。
前日まで西風が強かったので、風の影響が少ない黒岳へ。
午前8時ピーク着ということは、必然的にお楽しみのナイトハイクですね。

層雲峡の積雪は38cm。
前半の登山道は、藪漕ぎフルラッセルになる事間違いなしなので、用心して早めの2時過ぎに入山。

予測通り、薄雪の急登に手間取り、最初の壁を乗り越えるまで1時間半近く掛かってしまった。
ヘッデンの明かり頼りで、倒木に阻まれた時に何度か選択ミスしてしまった。
帰る時に見渡したら何てことない場所だったんだけどね。
何てことない所でも、アタマを使うのでナイトハイクは楽しい、という事ですね。笑

6時に7合目まで辿り着いた。
ここで朝食。
リフト降り場からは、山頂に向かって前日のトレースが残っていた。
ラッキー!こりゃ楽ちん。トレースを利用させてもらって体力温存じゃ。

しかしこのトレース、横にばかり進んでジグを切っているだけで、標高が全然上がらないヤツでした。残念。
2ジグでこのトレースとはお別れして、山頂までフルラッセル直登トレースを付けてあげますかね。



予報通り雲も薄くなってきた、お日様が見えて周囲も明るい。

前半で体力を消耗したせいか、ペースが上がらず何とか目標通りの8時前に山頂到着。
ホントは、もうちょっと余裕も持って山頂に着きたかった。

まねき岩シュートが下まで良く見える。
今日の天候は不安定、午後になると崩れてくる。
視界が良いうちにドロップしますよ。

山頂付近はややパック気味でしたが、下地は柔らかくゲレンデを滑ってるみたいで快適。
ボトムまで下りず、横にトラバースして7合目上部の斜面をパウダーライド。
スキー場を通り抜け、これから滑りに行くのであろうスキーヤーやスノーボーダーを横目に、颯爽と滑り降りて行く優越感を味わいました。
そして核心部、登山道の藪漕ぎジェットコースターへ突入。

今まで明るい時にしか、この登山道を下山してきた事が無かったので景色が新鮮でした。

最後の壁はウッドレールも多数。
ジブ好きには、たまらんですな。
9時過ぎに下山。
視界が有る中で滑る事が出来て、何とか予定通りに事が進んで良かった。

2週間ぶりの山スキー。
少しでも油断をすると、すぐに衰えて行く体力を何とかしたいですな。。


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